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こんなことでよろしいか 老兵の進軍ラッパ

価格: ¥1,260
カテゴリ: 単行本
ブランド: 集英社
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相変わらず健在の愛子節 ★★★★★
 大正生まれで、戦争をくぐりぬけて、シングルマザーとして生きてこられた佐藤愛子さんの、世の中の乱れやめまぐるしく変わる世の中についての非常識を嘆きある時は怒り、そして、時にはユーモアーを忘れない読みやすい文章は健在です。

 その中で興味深かったのは、「ああ、心配でたまらない」と、「スリコミについて」というタイトルの章で著者である佐藤愛子さんが55歳から22年間、心霊現象に悩まされ、師事した心霊研究家によると、昨今の昔では考えられなかった理由のない非情な犯罪は、成仏できない下等な霊が「波動の低い人間」にとりつき、その為、とりつかれた「波動の低い人間」は人格が変わってしまい、信じられないような犯罪をおかすのだそうです。

 佐藤さんは、この本の中でも「過去を振り返っても誰にも信じてもらえなかった話」としながらも、これ以上世の中が悪くならないように警告しているのだと思いました。「人は目に見えるものしか信じない」との文章には、今1度わたし達が振り返って考えてみる必要があるのかもしれません。なお、以前と人格が変わってしまったからといっておはらいをしてもらっても、「波動が低いままの人間」であれば、またとりつくのだそうです。わたしも、佐藤さんと同じといったらおこがましいですが、少しでもこの世の中が良くなってもらいたくて失笑をかうのを覚悟でレビューしました。

では、一体「波動」を高め「下等な霊」にとりつかれないために何をしたらいいのか、佐藤さんが師事した霊能者は、下記の5箇条(かじょう)を実践してみると「波動をあげる」=下等な霊にとりつかれ別人格となって犯罪などをおこさない。

■1「今日一日、親切にしようと想う」
■2「今日一日、明るく朗(ほが)らかにしようと想う」
■3「今日一日、謙虚(けんきょ)にしようと想う」
■4「今日一日、素直になろうと想う」
■5「今日一日、感謝をしようと想う」
これを書いて、トイレの目につくところに、貼って見るのだそうです。またこの5か条を実行しては失敗するので実行しなくてよいのは、簡単に納得してすませてしまっては、心に染み込まず、染み込まない事は身につかない。トイレに貼った5箇条(かじょう)は、1日に何度かいやでも「5箇条(かじょう)」を目にしているうちにいつか5箇条(かじょう)が染み込んでその人を熟成していくからで、それを「スリコミ」と呼ぶのだそうです。あくまでも行動せず毎日見れば良いのだそうです。また「思う」のでなく「想う」ことが、大切だそうです。そうしているうちに、潜在的に心のバランスのとれた人間になるのだそうです。

うさんくさいと思う人もいるかもしれませんが、この五箇条は、かつて「常識」だったものばかりです。いつの間にか忘れさられ、陰惨な事件はあとをたたず、それゆえ、このソフトを実践する価値があると思います。