これほど面白い本は久しぶりです
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既にレビュアーR.R.Rの方が書いていますが、これほど面白い生物の本は久しぶりでした。ご紹介を有難うございます。
現代の遺伝学を基礎に置きながら、進化現象と生態現象の背後にある遺伝子調節や分子制御のしくみを探索していきます。図も美しく適切なものが選ばれています。ブルーバックスで翻訳される「大学生物学の教科書」LIFEの第3巻(2010年5月発売予定でしたが,遅れて,8月になるそうです)に使われている図や写真と同じものがこの本にはたくさん出ています。
生態学や進化学のテーマが分子遺伝学で説明できるようになってきたんだなあと感慨深いものがありました。