ヨガの極意が糸のように綴られ、どこから読んでもおもしろい
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「ヨーガの父」と言われる「パタンジャリ」が記した「ヨーガ」の手引きとされて親しみ、愛されて来たもので、Yogiにとっての聖書のようなものであり、ヨガに取り組む上でのヒントが詰まった素晴らしい作品です。本書は「これから、行いと経験を通じ、ヨーガを進める事を明細にに解いてゆく...」という一節から始まります。
「スートラ」は「糸」という意味です。この本にはたくさんのヨガの極意が断片的な糸のように綴られています。そしてその極意の一節一節の間にさらに様々なストーリーが織り込まれ、私たちに理解のヒントを与えてくれます。それは本で読んでいる間は頭で理解するものでしかありませんが、この本を手元においておく素晴らしさは、ヨガの実践を通じて、私たちは先人が綴ったこの極意を自分の経験として理解することができるからだと思います。ヨガの古典です。もう一度、ヨガの原点を紐解きたい方におすすめの本です。