表紙のモリナガヨウ氏のイラストで買おうかどうか迷っていましたが、中には一枚もないです。

そこがちょっと残念でした。中の作例はまさに超絶です。ビットマン特集と名打ってもいいと思います。

伝説であり知名度抜群のビットマンについて改めて学べます。資料も初めて見るもの詳しく解明できたものが沢山載っています。

いろいろなメーカーの発売済みのタイガー戦車のキットカタログもあります。

中でも出戻りモデラーのきっかけとなったタミヤのラインナップってやはり感心してしまいます。

模型側からみた当時のドイツもやっぱりこだわりの国だったんだなあと感じられました。

模型作りの際の参考になるのは言うに及ばず、読んでいるだけでも楽しくなります。
その名のとおり、ティーガー１の後期型を徹底的にリアルに作ろうという本です。
でも、その他のＡＦＶ、特にドイツ物を作るにあたっての示唆に満ちています。
買ってよかったなという１冊です。

超絶なティーガー１型を作るための入門書です。
感動した内容を書いて見ますと、
１．ドラゴンのティーガーI型（First ver）後期型/最後期型/指揮車両を土台に徹底的に作りこむところ。
２．AFVクラブのティーガーI型を徹底的に作りこむところ。
３．タミヤのティーガーI型（後期型）をツィンメリートコーティングで作りこむところ。
４．内部インテリア（ヴァーリンデンのレジンパーツ）で内部インテリアを再現するところ。
５．ビィットマン大尉のティーガー１後期型のカラーイラストも参考になります。側面だけでなく前面・後面がないのが残念。
６．ティーガーI型の内部イラスト。
７．ティーガーI型のソミュール戦車博物館の写真。
などなど
読み応え十分です。
これで2900円＋税は安い買い物だと思います。