ロンドンのジャズピアニスト兼作曲家ティム・リチャーズ氏による、レベルを問わず初心者から使える良書です。
理論も基本的なところから一つ一つ丁寧に説明されています。
易しい練習曲から中上級者向けのものまで、ステップを踏んでじっくり学べます。

それぞれのチャプターがどんなテクニックを目標とするのかはっきりしているので、学習しやすくなっています。
また、説明を読んでCDを聞きながら練習することで、何をすればいいのか明瞭です。セルフスタディにはもってこいの本だと思います。

また、豊富な写真や良質な紙を使っているのでその分厚みがあります。
正直なところ写真を紙質を落として、もう少し価格を抑えて薄くしてもいいのではと感じました。でも上質紙のほうが長く使えるのでいいんですけどね。

音楽ショップのオーナーも一押しの練習本。ブルースを練習する時にいつも欠かさず参考にしています。

同じ著者による「Exploring Jazz Piano」という本も2冊出ています。こちらもかなりまとまっていてお勧め。北米で音楽の良書に選ばれたようです。