天才になる方法
★★★★☆
1991年 オレゴン州ポートランド生まれ
1995年 4歳の時にピアノで作曲を開始
1999年 8歳でSAT 1,500点(1,600満点中)をマーク
2000年 9歳でロヨラ大学(Loyola University)に入学。生物学専攻。
「僕、9歳の大学生」(父・母・本人「常識」との戦い 祥伝社)執筆
2001年 10歳の時にロサンゼルスで開催された国際ピアノコンペティションに出場
2003年 12歳でシカゴ大学メディカルスクール入学
・・・とのことです。
現在も病気の人を救う治療法の研究に励んでいるとのことです。
本を読ませていただくと、本人の考え方も立派です。
本当に素晴らしいと思います。
ただ、この本を買う人のほとんどは、親であり、
「どう育てると祥君のようになるのか」を知りたくてこの本を手に取るのですが、
この本を読むと、本人も「生まれて気付いたら天才だった」だし、
本人の親も「祥が天才で親が一番びっくりした」です。
できれば、「こう育てたから結果がよかった」みたいな意見が、もう少しかかれていてほしかったです。
ピアノの才能を示すには、小さいうちから厳しい訓練が必要といわれます。
バイオリンとかと一緒で、3歳くらいまでに手ほどきをうけて、厳しい訓練をしないと、生来実力ある人でも大成しないと言われています。
ピアノコンクールで優勝されるほどなら、ある程度は厳しい訓練を小さいうちから実施したんじゃないかという気がします。
しかし、そういうことはないと、お母様は言っています。
少なくともピアノはかなり厳しい訓練をしてたんじゃないかなーと思わないこともない。
もちろん、確証はないですが。
天才に憧れ、天才に学ぶ。
★★★★★
小学生の頃、天才君の大活躍する物語が、大好きだった。
数年前、NHK教育テレビで放送された海外ドラマ「天才少年ドギー・ハウザー」を思い出す。
14歳で医師になったドギーは、魅力的な少年だ。
番組のラストに、パソコンに向かって、日記をタイプするシーンに憧れた。
天才って、どんなことを考えるのだろう?
子供の頃から知能指数の高い天才から、大器晩成型の天才まで、ゲルハルト・プラウゼの『天才の通信簿』などを夢中で読んだ。
矢野祥君は、今を生きる『僕、9歳の大学生』の本人なのだ。
彼の日記から、いつも、何を考えているのか、その視点に、僕らは学ぶことが多いように思う。
祥君が7歳の時の詩「本を読もうよ」から、ロアルド・ダールの児童書『マチルダはちいさな大天才』と、飛び級で進級した宇多田ヒカルちゃんを連想している。
今、天才であることを隠して、人生のやり直しをしているアメリカの天才君のドキュメンタリー番組を思い出した。
天才と評価されることの喜びと、天才を生きる使命感と、自分自身の存在感を常に考える孤独感と、「隠れて生きよ」という言葉を思い出しながら考えることがある。
矢野祥君の「この本」から、僕らは「考える思考の過程」を学べる貴重な1冊です。
興味深く読みました
★★★★☆
矢野 祥くん本人の日記と、ご両親の「思い」から構成されている本です。家族で菜園を作っていたりといった普通の日常の暮らしぶり、天才児を育てる責任の重さを感じていることもわかります。
父親の教育方針は以下でした。
1・できないこと(成長すればできること)をムリにさせない
2・嫌なことはムリにさせない
3・単純なことを繰り返しやらせない
4・無意味な規則は細かく言わない
5・iやjの点の方向など英語を習う教えるという本来の目的からして、たいしたことないことに重きをおかない。
子育てママへおすすめします
★★★★★
つい子どもの前に立って指南してしまう自分を反省させられました。子ども1人1人がスペシャルな存在で、どの子にもあてはまる子育てなんてなく、懸命に模索する必要性を深く感じました。子どもにとっての本当の幸せを考えて、寄り添う両親にも感動しました。子育てをされる方だけではなく、子どもに関わる機会のある人にもぜひ読んで欲しいと思いました。
こどもができたら読んでください。
★★★★☆
IQ200の天才児をどのように育てればいいのか?ふつうの親から生まれた超・天才児の育て方を通して、私たち”ふつうの子を持つ”親でも自分の子供に対して常に感じ取らなければならないことが学べます。子供はスペシャルな存在だ。そのことを常に感じ子供に接しないと、子供も親も決して幸せにはなれません。核家族化が進んだ現代では、子供とどのように接するのか良いかを理解したり学んだりする機会が減っています。自分の子供がはじめて子供と接する人も多いのではないのでしょうか?子供がいらっしゃる方にはすごく勉強になります。