長崎県波佐見町 (ながさきけんはさみちょう) から発信する、波佐見焼 (はさみやき) の陶磁器
今から約400年前、慶長4年、波佐見町村木の畑ノ原、古皿屋、山似田の3か所に連房式階段状 登窯を築き、やきものづくりが始まった
そして現在、それぞれの道を極めた匠たちとひとつのモノづくりを続けて「暮らしの器」を創っている
使われるためにあり、よく使い込まれ、そして使い古される
言葉にはできない不思議な力をもった、愛される道具としての陶磁器
波佐見焼には良質の陶石を用いたその独特の美しさがあり、また、独特の分業体制で、全国の約13%の日用食器を生産している言われ、私たちの生活に知らず知らずに溶け込んでいる
すず白は飽きの来ないシンプルな形状で、うっすらと青みがかった白磁が、料理を引き立てる
磁器の主原料として、天草陶石を使用。焼き縮が少なく、適した粘り気があり、焼き上げてみると上品な白さが出る
波佐見焼の一番の特徴である、透けるような白磁の美しさの秘密がここにある
すず白は、1300℃の高温 (業務用陶磁器を焼く際の温度) で焼かれた堅牢な磁器質の陶器
釉薬は高温で溶けて、表面 に薄いガラス質の膜を作ります。装飾や表面を滑らかにするほか、吸水性をなくし、硬くする