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田中角栄の真実―弁護人から見たロッキード事件

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 弘文堂
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弁護側の言い分としては… ★★☆☆☆
法解釈や事実認定に関して、弁護側の主張がかなり一方的に書かれているのは元弁護人の著書としてはあたりまえで、まさかこれをそのまま鵜呑みにする読者もまずいないでしょうから、弁護側の言い分をまとめた資料としての価値はあろうかと思います。
しかしながら、最高裁が嘱託尋問調書を「違法収集証拠」とした、などという虚偽が書かれている(19頁、99頁)のはいかがなものか。本書の主張に対しては一審~最高裁に至る判決が「反論」として存在しているということを念頭において読まれるべき本でしょう。
これからちょっと勉強してみようと思ってます ★★★★☆
田中角栄の一面を知るきっかけになる一冊でしょう。
私自身、田中角栄=金権政治家ぐらいのイメージしか持っていませんでした。
しかし、いまだに根強い人気があるからには何かあるのだろう、ということで、何冊か読んでみようと思っての第一冊目です。
二元論ではなくて、田中角栄を知りたいと思っています。
現代の魔女裁判 ★★★★★
 田中角栄といえばロッキード事件と連想するほど、政治家田中角栄は「金権政治家」のレッテルを貼られている。金の力で成り上がった、仕事は出来るが傲慢な男という感じだろうか。
 この本を読む前は、弁護人の苦しい弁明が書き連なっていると思っていた。しかし、読むにつれ 「田中角栄の真実」いや「ロッキード裁判の真実」が見えてくるのだ。立花隆氏の分厚いロッキード本との違いは、この本には、憶測がほとんど書かれていないということであろう。一人の天才政治家が国家権力に蹂躙されていく様子は、異様というほかない。

 中世の魔女裁判は、初めに有罪ありきであった。このような裁判が、現代、しかも元総理に行われた事実に愕然とする。「なぜ見も知らぬコーチャンという男の証言のために被告席に座らされ、何一つ抗弁を許されないまま、有罪判決を受けなければならないのか」という悲痛な言葉がこの裁判の本質を表している。

 虚像のみが報じられ、事実を歪めるマスコミ。何らかの力が働くとでっち上げに近いことをして罪をきせる日本の司法。もう一度、ロッキード裁判を徹底検証することにより日本の病巣が見えてくるような気がする。
 

ほんと? 無罪なの? 価値ある有害図書。 ★★★★★
私、田中角栄さんのことは、かなり嫌いです。 その遺産を相続して平然としている田中真紀子さんのことは、更に嫌いです。 そして、あの連中に投票したり、弁護したりする奴のことは、一層嫌いです。

ですから、私、この著者は、相当嫌いな部類に入ります。その意味で、この本にお金を払うとは、実にもったいないことであります。私は買ってしまいましたが、友人には、もっと有効なお金の使い方をアドバイスしたいと思っています。 要は、取るに足らない本であります。

にも関わらず、とても悔しいことに、この本を読むと無罪に思えてくるのでショックです。 素直に信用していませんが、大変驚き動揺しています。

もちろん、悪徳弁護士特有の口八丁の一種なのでしょう。 しかし、反論できないのです。 黙らせられました。やられた、という感じです。 敵ながらあっぱれであります。

納得はしていません。何か穴があるはずと思いますが、説き伏せられた力量に対しては、潔く満点をつけましょう。

ただいま、あわてて「立花隆の田中角栄研究」を読んでいるところです。

自分の中で、有罪として納得できないと困るのです。 心を乱す、有害な書物です。 もちろん、誉めて言っているのです。

誰か、やり込めて欲しい。くそー!!

みんなで、叩きのめそう。