中世の魔女裁判は、初めに有罪ありきであった。このような裁判が、現代、しかも元総理に行われた事実に愕然とする。「なぜ見も知らぬコーチャンという男の証言のために被告席に座らされ、何一つ抗弁を許されないまま、有罪判決を受けなければならないのか」という悲痛な言葉がこの裁判の本質を表している。
虚像のみが報じられ、事実を歪めるマスコミ。何らかの力が働くとでっち上げに近いことをして罪をきせる日本の司法。もう一度、ロッキード裁判を徹底検証することにより日本の病巣が見えてくるような気がする。
ですから、私、この著者は、相当嫌いな部類に入ります。その意味で、この本にお金を払うとは、実にもったいないことであります。私は買ってしまいましたが、友人には、もっと有効なお金の使い方をアドバイスしたいと思っています。 要は、取るに足らない本であります。
にも関わらず、とても悔しいことに、この本を読むと無罪に思えてくるのでショックです。 素直に信用していませんが、大変驚き動揺しています。
もちろん、悪徳弁護士特有の口八丁の一種なのでしょう。 しかし、反論できないのです。 黙らせられました。やられた、という感じです。 敵ながらあっぱれであります。
納得はしていません。何か穴があるはずと思いますが、説き伏せられた力量に対しては、潔く満点をつけましょう。
ただいま、あわてて「立花隆の田中角栄研究」を読んでいるところです。
自分の中で、有罪として納得できないと困るのです。 心を乱す、有害な書物です。 もちろん、誉めて言っているのです。
誰か、やり込めて欲しい。くそー!!
みんなで、叩きのめそう。