Happy Birthday
価格: ¥1,462
クレメラータ・バルティカは、結成6周年を記念して、軽やかで、愛情にあふれ、音楽的にも興味深いアルバムを世に送り出した。シュニトケのポルカで始まり(彼がこれほど軽薄になれるとは誰が知ろう?)、そのあと歌「ハッピー・バースデイ」のペーター・ハイドリヒによる11のヴァリエーションが、ハイドン風、モーツァルト風、ベートーヴェン風、ブラームス風、ある種の舞曲風と続く。楽しさいっぱいだ。そのほかでは、フランツ・ワクスマンによる「オールド・ラング・ザイン」のヴァリエーションが、思いがけない効果があるのと同じくらい創意工夫に富んでいて魅力的である。さらにヴァリエーションがあり、今度は19世紀の作曲家ギースとサーヴェスによる「ゴッド・セイブ・ザ・キング」のヴァリエーションで、これはクレーメルとチェリストのマルタ・スドラバにすばらしいひと時をもたらし、モーツァルトのあまねく知られた「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」のテディ・ボールによる短いリフは非常におもしろい。さらにたくさんあるが、要点はこうだ。クラシック音楽は楽しいもの、しゃれたものになりうるし、クレーメルと彼のグループはこのようなときでも1人残らず名演奏家である。(Robert Levine, Amazon.com)