本の最初の部分に、Emacsの簡単な説明とこの本の読み方が書かれています。Emacsを使う人の技術レベルや、Emacsを使う目的などに応じて、どの章をどのように読むと効率的にEmacsを使えるかが説明されています。
私のような初心者は、最初の数章を念を入れて読み、後は必要に応じて関係する部分を読むと良いようです。初めはカーソルの動かし方に始まり、ウインドウやバッファの概念、検索の方法などが丁寧に説明されていきます。
日本語に翻訳された版もありますが、原書だと安く入手できます。技術解説書ですので、それほど苦労せずに読むことが出来ます。少しの決心があれば、使いこなすことが出来るのではないでしょうか。
大変良い本ですが、英語で書かれたものですので、日本語環境のことは当然書かれていません。この辺りが難点です。
それにしてもEmacsの森は奥が深く、私は、この本を片手にEmacsの森をさまよっています。