ストーリー面も充実しています。いつもクルーを最初に見つけられないSteveが落ち込んだり、Slippery Soapが本番で失敗したとき、皆が歌で励まします。何かと皆で協力して作業を進めて行く粗筋になっていて、子供にはいいと思いますし、大人が見ても気持がいいです。
Steveが、いつものとおり鈍感なため、最後の最後になるまでキャラクターの何人かの思いが伝わらず、最後までハラハラドキドキという設定です。最後は結構感動しました(私は...。こんな子供の映画にハマっているなんてちょっとおかしいかな?)。それにしても、いつもの通りあまりにも鈍感なSteve、そのために一部のキャラが途中かわいそうでした。Steveの天然ボケ、なんとかしてー!...ってさすがに突っ込みたくなる(いつものことですが、今回は得に)。
最近亡くなったレイ・チャールズの声での音楽レッスンの場面も見ごたえあります。迫力があって、でもそこだけ浮いてなく、うまく映画にマッチしています。映画の最後に、ストーリーの中で皆が作った曲のみが別にミュージックビデオ調に収録されています。これがまたよくて気に入ってます。
CDも合わせて買いましたが、レイチャールズが出てくる部分が
好きらしく、「ピッパッペー、シュビディエー、ヘイヘイ」
と私と掛け合ってくれます。
しかしこのビデオは、さすがに”劇場版”だけあって音楽の質は通常ビデオとは段違いのものとなっています。
他のビデオは子供がケラケラ笑いながら楽しんでいるのに対して、このビデオはどちらかというとじっくりと見ています。
Blue's Cluesはどのビデオも子供は楽しんで見ていますので、このビデオもいいですよ。
特に音楽に興味のある家庭はきっと楽しめると思います。