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The Brain That Changes Itself: Stories of Personal Triumph from the Frontiers of Brain Science (James H. Silberman Books)

価格: ¥1,762
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Penguin (Non-Classics)
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脳の可塑性についてを事実のまま説く。事実、事実なのである。 ★★★★★
この本では、脳の可塑性のすさまじさについて、人間の各方面の問題すなわちーー性の嗜癖、精神の不安定、学習障害や発達障害≒高次脳障害ーーにおいて各当事者のエピソードごとに詳しく述べている。脳のどこそこに異常があるとこういう問題が起きるなどと非常に具体的でわかりやすい。

脳がこれだけ変化する実例、各問題を抱えた当事者達が脳機能訓練(心理学的なものも含めて)によって別人のように変化していく例を各章ごとに科学的態度で述べている。

脳の発達障害のせいでーー今、私がこのように文章を書いているがーーこういう論理的(?)な文章が書けない当事者がいた。けれども、脳機能訓練で別人のように論理的文章を書くようになる。丸暗記は完璧だが応用力が限りなくゼロにちかいある女性は、応用力を身につけ、脳機能訓練の専門学校を経営するまでになる。
その学校とはArrowsmith schoolのことである。カナダのトロントにあるのだが各支部が世界各地にできてきている。それほど。

本書は特に心の問題(≒脳機能の問題)を抱える人々に読んでいただきたい。特にバーバラ(先の女性)の章とマーゼニック(脳神経科学の権威)の章を丁寧に読むとよいと思う。それは脳の可塑性の基本理論や具体的な訓練について記述しているからである。
精神医学で見放された人の希望に必ずなりうる。難治といわれるものも諦めては絶対にいけない。医学はあくまで仮説(一つの考え方)なのである。

これから心理学(行動主義)のパラダイムから認知心理学(脳科学+心理学)へのパラダイムシフトが精神医学、心理学の世界で起こり、今まで難治といわれた疾患が完治する時代が来る。 「脳は奇跡を起こす」日本版が講談社より刊行。