本書が最も優れているのは、正規表現がどのような思想の下で動作しているのか、その結果どのような正規表現命令を用いれば、求める結果が得られるのかを丁寧に解説してくれている。
そのため、丁寧に本書を読まないと、途中で本書の内容を理解できなくなってしまう。
最近読んだコンピューター関連の書籍の中で、もっとも読み終えたページを読み返す回数が多かった。
正規表現のおかげで、プログラムの条件文が減ったり、ルーティンワークの負担が減ったりして、時間や資源をより有効に使えるようになった。
Perlを利用しない人でも、Perl互換の正規表現は非常に便利なので、本書を読んで損はしない。