ミッチ・アルボムは、ニューヨークタイムズ紙のベストセラーリスト第1位を獲得した『The Five People You Meet in Heaven』(邦題『天国の五人』)『Tuesdays with Morrie』(邦題『モリー先生との火曜日』)で世界中の読者を魅了した。その彼が、私たちの大切な家族と、あとになってわかる大切なときを描いた、美しく、心に残る小説とともに戻ってきた。『For One More Day』はある母親と息子の物語で、2人の生涯とあの世にわたる関係が描かれている。この作品が探究するのは、あの世に旅立った愛する人と1日だけ一緒に過ごせるとしたらどうするかというもの。
幼い頃、チャーリー“チック”ベネットは父親から「きみはママの子どもかパパの子どもになれるんだ。でも両方は選べないよ」と言われ、父親を選ぶが、チャーリーが思春期にさしかかるころ、父親は姿を消してしまう。数十年後、チャーリーは失意の男になる。彼の人生はアルコールと失望感のためにぼろぼろに壊れてしまう。職を失い、家族のもとを離れた彼は、一人娘から結婚式に呼ばれなかったことを知って失意の底に落とされる。そして自ら命を絶つ決心をする。真夜中に車で小さな生まれ故郷の町に行って自殺しようとするが、それさえかなわず、ふらふらと懐かしいわが家に戻ったところで、彼は驚くべきものを見てしまう。彼の母親は8年前に亡くなっているのだが、彼女が今もそこで暮らしていて、何事もなかったかのように彼を迎え入れるのだ。
あとに続くのは、読者の多くが望むとおりの「お約束の」1日で、亡くなった親との関係を修復し、家族の秘密について語り、許しを求める機会が得られるというもの。この世とあの世のどこかでチャーリーは、自分がまったく知らなかった母親と母親が犠牲にしてきたものについて知る。そして母親の愛情のこもった教えに導かれ、彼はぼろぼろになった人生を取り戻そうと努力する。アルボムの描く素晴らしい登場人物と巧みな語り口を通して、読者は自分自身の人生を振り返り、あらためて自分の愛する人の大切さに気付かされ、自分が失ったものについて考えさせられる。『For One More Day』は家族の誰が読んでもいい作品で、世界中のアルボムファンに愛読されるだろう。
偉大なる作家の、余りにもな駄作。
★☆☆☆☆
星ひとつの評価には、「Tuesdays with Morrie」、「The Five People You Meet in Heaven」と感動的な良作が続いていただけに、この作品に懸ける自分自身の期待が大きかったことはおおいに影響している。併し乍、それを差し引いても星ひとつだ。
「世界」と云うステージで勝負できるほどの「普遍性」を持った哲学。それがMitch Albomの著作の魅力である。しかし今作に於いては、非常にキリスト教的な反省の姿勢と家族愛が強調されており、残念に思う。
「命」や「愛情」、「死に様」。それらを描くことを得意としている作家だけに、何故この様な駄作が生まれたのか不思議でたまらない。
次回作、期待してまっせ!
What Charley Found After He Staggered into His Old House
★★★★★
I'd say Charley would have ended up in a complete loser without seeing his mother miraculously. She had already died a long time ago in reality, though. Because he got a chance to know more about his mother who he didn't recognize before her death. Of course, the family didn't always live happy lives. Charley's parents' divorce, his breakdowns of the minor baseball league, his losing jobs―he took such a real beating that he got addicted to alcohol.
In the end, his wife, Catherine and her daughter walked away from him. To make matters worse, he wasn't invited to her daughter's wedding! After all, he regretted the rest of his life and attempted suicide, but in vain.
Overall, he passed away 3 years after his attempted suicide. However, after he could see his mother, he was sure to be able to respect her and learn what he didn't know about her.
親孝行を忘れずに
★★★★☆
主人公が瀕死の状態で何を見たのかという事がテーマであり、子供の時からの回想が上手く描写されている。
内容は簡潔で、単語も言い回しも難しくなく英文は平易である。
結婚、出産、肉親の死であるとか、仕事の成功と失敗であるとか誰にでもある人生の上り坂と下り坂を淡々と簡潔に物語が進んでいく。
文化が違うので何となく違和感を覚えるかも知れないが、両親とのエピソードから癒される読者が多いと思う。
最後自分が死ぬ前に何を想うのだろうと考えると、逆に今何をしたら良いか分かる。
骨になるまでの少しの時間を最大限に使って、自分の行きたい所に行き、食べたい物を食べ、やりたい事をやる。
それを一つでも多く積み重ねたいという気持ちになる。
もう一日
★★★★☆
和書を読んで原書を読みたくなった。和書はほのぼののとした空気が流れていて本当に良かった。
Must read!
★★★★★
Well, after I read "tuesdays with Morrie", I got interested in the author, and that is right. This book tells you the important thing we may be losing in this busy world. Take time to read it, and love your family.