「ターザン」ではアカデミー賞をとったようですが、私からしたら「ブラザーベア」のがもっともっとうーんと良いと思います。
あくまで想像ですが、フィルは「ブラザーベア」に強い思い入れがあるんじゃないかとさえ感じてしまいます。
映画音楽に意外とありがちな「俺の曲って最高!」的なところはまったくなく、ただ「ブラザーベア」の映画が、観た人の心にしみわたることを考えて作られた音楽だなと私は思いました。そしてフィルが大好きに・・・。
毎日聴いています。いい声、いい曲だな。
吹き替え版の日本語ver.は、こうして一枚のアルバムで聴き比べるとどうしても霞んでしまいます。
天童よしみの歌声も確かに美しいのですが、やはりティナ姉御の「魂を揺さぶる」パワーの前には迫力負けです(むしろ、普段の演歌調で歌ったほうがよかったかも)。
しかし、映画を観ながら「もしや?でも、まさか?」と思っていましたが、テーマ曲は日本語版もフィル・コリンズが歌っていたのですねぇ。「よく感じの似た歌手を見つけたなぁ」と驚いていましたが、本人だったんですね。いやぁ、感服です。
4歳の我が娘は「僕の旅」の日本語版がお気に入りのようです。
そういった面も含めて、日本語版も同時収録の本作はお買い得ですが、サントラの必然として、全体としては映画を観ないで聴くとつらい部分があります。