エレガントの一言につきます!
★★★★★
ボリューム(量的にも質的にも)はかなりありますが、内容のおもしろさのために
一気に読んでしまいます。
グラフも多く載っているので理解の助けになります。
というより、究極のエレガントな理論は「絵に描ける」と言う証明になっています。
正に相対論がそうでした。
科学哲学的にもEinsteinの流れを受け継ぐPenroseの面目躍如といったところです。
本書を読んで「面白い」と感じた方は、『The Emperor's New Mind』や
『Shadows of the Mind 』なども読んでみてください。(訳本も出ています。)
これらの書籍では、人間の心や意識についての考察が行われています。
Penroseの幅広さを実感されると思います。
正に「人類の知性!」です。
(大学でPenroseの理論を学んだときは、本当に鳥肌が立ちました。)
このレビューを読まれて興味を持たれた方でしたら、Penrose's WORLDで知的興奮・至高感を
感じられると思います。
価格が安すぎる
★★★★★
信じられないくらい低価格。100倍払ってもいい。
それでも腐った日本の大学に「授業料」を払うより遥かに役に立つ。
内容は上記商品の説明を参照して。
一語一句がとても味わい深く、ありがたい。
Penrose には足を向けて寝られない。
このレビューを読んでいるあなたがもし小学生や中学生や高校生なら、
引きこもりになってでもこの本に数ヶ月没頭してみてくれ。
日本の低俗極まりない受験勉強ごときに人生を浪費するな。
きっと世界観が変わる。
同時にいかに日本の教育が腐りきっているかわかるだろう。
日本の大学というのは非常に多くの場合「大学教員」及び
「大学職員」という大した価値も生み出せない連中を
食わせてやっているためだけに存在する公共事業だ。
星5つでは足りない。
20世紀の数学と物理学が解き明かした宇宙の仕組み
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~1989年に「 The Emperor's new Mind」を著わし、1994年には続編「Shadows of the Mind」という2つの本を書いたペンローズの執筆意欲は衰えていなかったか。こんどの「The Road of~~ Reality」は数式を屈指して、数学と理論物理学の現在までの発展を、比較的歴史に沿って展望する解説書だ。オーソドックスなテーマに思える内容を、1000ページにわたって丁寧に説明している。もちろん、ペンローズの手腕で、特徴がある。数式はたっぷり含んでいるが、必要に応じて基礎から解説しているので、そんなに手強くない(と思う)。高校生でも楽しめると~~思う。おまけに随所に練習問題がある! 20世紀の代表的な数学者や物理学者の仕事を紹介しているが、日本人では、湯川秀樹、南部陽一郎、小平邦彦、佐藤幹夫などが取り上げられている。本人のツイスター理論は最後のから一つ前の章で解説している。~