帰宅客を乗せた地下鉄最終列車が乗客、乗員ともに死亡するという惨事が発生。後にそれは事故ではなく、謎の生物によって惨殺されたものと判明。その事件の真相を探るべく捜査に加わった老刑事司馬によって拾い上げられた物は一枚の桜の葉であった。
　時を同じくするその頃、奇病にかかった父親の手によって母親を殺められるという悲しい過去をもつ少年、雪代風太は、学校の屋上で古い装束に身を包んだ謎の青年と出会う。
　それが闇の世界への案内人とは知らずに。