内容は難しいですが、仕事をする上でためになる本です。
★★★★☆
エンジンの開発の歴史、とくに著者の得意分野であるディーゼルエンジンと
スリープバルブについてを解説した本ですが
詳細までは理解することが出来ませんでした。
しかし、この本ではエンジンの開発で失敗した面についてとても多く述べられていのるが
とても良い点だと思います。読んでいてとても役に立ちます。
また、良い製品だとして残ったエンジンはエンジンの性能の基本、
軽くてコンパクト、出力が大きくて低燃費、それでいて耐久性がある。
これを満たしたエンジンは長く生き残っていることも分かりました。
エンジンの本と言うよりは
仕事をする上での考え方を示しているような本でした。
先端技術の試練
★★★★★
エンジン製作に実際に携わった筆者の随想録とも言える形態の作品ですが、学校の教科書、マニア向けの雑誌では窺うことのできない技術者の苦闘が忖度できる内容です。工学系イコール技術者と言う概念とはほど遠い最先端の技術者に求められる素質がさりげなく述べられている内容でもあります。解決するしかない難題に敢然と立ち向かう技術者の煩悶、技術的インフラを辛抱強く解決する忍耐強さ−−−。これに加えて厳しいコストと期間目標を設定される現代の技術者は相当にタフでなければ勤まらない仕事になりました。
機械音痴のミリタリー好きの視点から
★★★★★
<飛行機>
ヴィッカース・ウェリントン
フォッカー・ハリケーン、フォッカー・テンペスト
P-40カーチス、P-51ムスタング
Do-17、Do-18?、Ju-86?、He-111、Ju-52
<潜水艦>
Uボートとスリーブバルブエンジンの不思議な関係
U-1(Uボート)
シーライオン
<戦艦>
戦艦「金剛」
<戦車>
M3-スチュアート、M3-グラント、M4-シャーマン、九十五式軽戦車、九十七式中戦車、T-34
LVT水陸両用戦車
などの情報が堪能できます。