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ウイニング・チケット(12) (ヤングマガジンコミックス)

価格: ¥560
カテゴリ: コミック
ブランド: 講談社
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「地味だから」といって読まないのはもったいない良作。 ★★★★☆
「新宿スワン」や「なにわ友あれ」「頭文字D」など、『ヤンキー』『車』『バトル』ものが主流のヤンマガにあって、「センゴク」と共に異彩を放つのが本作。

『競馬』という取っ付き難いジャンルではあるが、その根底に流れるのは

「一度夢破れた者たちの再チャレンジ」だ。

親の復讐に燃える主人公が、落ちこぼれ調教師や自信の無い見習い騎手、離散寸前の牧場主、スネた馬主の息子や弱点だらけの馬たちと出会い、
助け、励まし、励まされ、肩を押されて・・・というストーリー。

決して順風満帆な、画一的なシンデレラストーリーではありません。故に、力無き者の悲哀もリアルに伝わってきます。
だからこそ、だからこその格別な読後感。

前を向きたい時に、是非手に取って頂きたい佳作。

ただ 馬が好き という理由でも読む価値あります ★★★★☆
単なる競馬漫画としてでなく
勝負の世界に懸ける男達が、日々牧場で「馬」に半端ない位の厳しさと愛情を込め育成していく懸命な姿が、ところどころで描かれています。
それに応えるように、結果を出す馬の活躍と愛くるしい表情にも注目です。

現在もヤンマガの巻末で連載されてますが、馬を商業的価値観で捉えている経営者と、それに真っ向勝負で反発していく馬主(主人公)の問題を掘り下げていくことで、思わぬ事態が次々と出てきて目が離せません。(馬好きなら目を覆いたくなると思います)

文句無くおもしろい。