・アンペア数を下げる。
・家中の電球を外し、暗くなったら寝る。ごはんは明るいうちに縁側で自然光の下で食べる。
・夜は太陽電池ランタンを使う。
・テレビは段ボールに入れて押し入れにしまい、必要な時だけ出す。
・掃除も手作りの箒を使う。
・洗濯もたらいで手洗い。
・冷蔵庫は震災に遭った方へ寄付。
・冷蔵庫を使わず食料品の保存もひと工夫。
・そうしたら電気代がひと月500円台に!!
次から次へと「節電」のアイデアを出し実行に移していくお母さん。
それに巻き込まれる夫とふたりの子ども。
しかし、それは家族の繋がりが強かった頃の生活ではなかっただろうか?
「節電」をテーマに家族の「古くて新しい」形を見つめ、
かつ、「節電」「節約」の実用的知識満載のほのぼの描き下ろしコメディコミック。
1-2p
都下にお住まいのアズマさんのお宅は築60年の古民家です。
2階建てで庭付きです。庭で烏骨鶏も飼っています。
庭に面した窓を開け放すと廊下に日光が差し込んできます。
日が差し込む時は、その廊下にちゃぶ台を移動してご飯を食べます。
3-4p
なぜ、そんなことをしてるかというと、アズマさんは節電・節約大好き「節電母さん」だからです。
だから、アズマ家にはいわゆる「家電」がほとんど存在しません。
洗濯機は持っているものの使うことはなく、後にあるように洗濯板とたらいを使っています。
冷蔵庫もありません。冷蔵庫を使わなくなったお話は作品の後半に出てきます。
5-6p
アズマ家は居間、風呂場、台所以外の電球を全て外しています。
居間の電球は切れたことをきっかけに最近LEDに変えました。
夜は太陽光で充電できるランタンを使っています。
トイレもそれを持って行くそうです。
7p
第1話は駆け足で、アズマさんがどんな暮らしをしているか見てきましたが、
第2話以降では、具体的にどんな「節電」をしているのか見ていきます。
アズマさんがなぜ「節電」に興味を持ったか、旦那さんとの出会い……
そしてそして、冷蔵庫を巡る夫婦の葛藤……等々といったお話もあります。
「節電」の知恵と方法が目一杯詰まった「便利本」でもありますが、
家族の愛・絆の物語も目一杯詰まった感動の1冊でもあります。