知的健康の創り方
★★★★☆
まず、歯磨剤は齲蝕予防効果の有るフッ化物が入っていさえすれば、後は基本的にお好みで選んで構いません。ただし、子供用の歯磨剤は飲み込む危険性を考慮してフッ化物の濃度を抑えている可能性が在りますので、その場合には成人の使用には効果が最大化されていません。フッ化物イオン濃度を公表している歯磨剤はほとんど在りませんが、どの成人用の歯磨剤にも薬事法によるフッ化物イオン濃度の上限 1000ppm すなわち 0.1% 近く配合されているようです。また、他の薬用成分等の効果はほとんど期待出来ません。
歯磨剤に配合されるフッ化物にはフッ化ナトリウム(NaF)、モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)、フッ化第一スズ(SnF2)が在り、それぞれ強く歯の表層に作用する、弱く内部まで浸透する、スズの殺菌作用が在る、と言う違いが在ります。フッ化第一スズは磨き残しが在ると歯が着色しますので、現在では歯科医院専売ではない市販の歯磨剤には使われていないようです。この製品にはモノフルオロリン酸ナトリウムが使われています。
この製品を始め、ほとんどの歯磨剤には研磨剤が配合されています。研磨剤は歯冠のエナメル質はほとんど削りませんが、歯根の象牙質はある程度削りますので、歯根が露出している場合には研磨剤無配合の歯磨剤を使うほうが無難です。ただし、研磨剤無しで歯磨きを続けると歯が着色しますので、これを防ぐにはたまに研磨剤配合の歯磨剤を使う事になります。ちなみに、歯根の象牙質の表面にはセメント質が在りますが、これは軟いのですぐに剥がれ落ちて無くなります。
この製品は味は美味しくありませんし、使用後は舌も痺れます。一般の歯磨剤で口腔内が痺れる原因は発泡剤に在ると言われていますが、この製品は発泡剤にアルキルグリコシドを使っています。多くの歯磨剤は発泡剤としてラウリル硫酸ナトリウムを配合していますので、ラウリル硫酸ナトリウムで舌が痺れる場合にはこの製品を試してみる価値は在ります。他に口腔内が痺れる可能性の在る成分は歯根をミネラルで保護する知覚過敏防止剤、歯肉を引き締める目的の収斂剤で、それらの効果を謳った製品には含まれています。
わたしのオススメ
★★★★★
歯周病原菌を殺菌し、より効果的に歯周病を防ぐ薬用ハミガキです。
縁(ゆかり)書店
★★★★☆
歯磨きにかなり時間をかけています。特に夜は、何種類かの歯磨き粉を使っています。歯の汚れを取る歯磨き粉をしたあと、この“GUMデンタルペースト”をしています。歯周病菌を殺菌してくれて、菌も破片も吸着除去してくれます。歯肉炎・歯周炎にならないように、ね。【オススメクチコミ】