Please Request Jazz 50 Vol.1
Text by tommyTDO
プリーズ・リクエスト・ジャズ50_1
ジャズ入門本です。「ジャズに聴き方などない。とりあえず好きに聴いてみてください」というのが
ジャズを聴く最良のアドバイスだと思っています。
誰でもジャズが簡単に楽しめるというのはウソです。
やはり重要なことは、ジャズは聴く人を選ぶ音楽だということ。いや、本来音楽はそういうものだと思います。
「聴く人も音楽を選ぶが、音楽も聴く人を選ぶ」というのが事実なのです。
音楽の持っているバイブレーションと聴く人のバイブレーションが共鳴しないことにははじまらない。
それがジャズを聴くことのはじまりなのだと思います。
人生におけるいろんなタイミングでジャズが必要な時があるはずです。それがジャズの聴き時だと考えます。
また、ジャズには孤独を楽しむという要素もありますから、ジャズに縁のない人はそれはそれで幸せです。
無理なジャズ聴きは体によくありません。
個人の趣味や好みで選んだアルバムではなく、休刊になったジャズ専門誌「スイングジャーナル」の2001年の1月号で発表された
「21世紀に残したいジャズBest&Best100特別編～読者が選ぶジャズ名盤ベスト100」」リストの50枚を丁寧に紹介しています。
日本人が好きなアルバム、一般のジャズファンが支持するジャズ名盤を、誰にでも分かるように解説することに徹しました。
アルバム名やニュージシャン名で覚える必要はありません。CDジャケットを覚えていれば、どこかで出会うはずです。
ジャズに興味があるけど、どんなCDから聴いたらいいの・・・？ という疑問、軽い気持ちのジャズ入門者へ、
ジャズファンが好きなジャズ名盤50枚を記憶にとどめておいてください。いつかどこかで出会うアルバムかも知れません。