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Game Change: Obama and the Clintons, McCain and Palin, and the Race of a Lifetime

価格: ¥2,423
カテゴリ: ハードカバー
ブランド: Harper
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2008年大統領選挙舞台裏ドラマのダイジェスト版 ★★★★★
ベテラン政治ジャーナリスト2人が書いた2008年大統領選挙の裏舞台ドラマのダイジェスト版だがドライな政治ものではない。
メインは波乱に満ちた民主党予備選である。たった4年前には無名だった黒人の新人上院議員のオバマの超越的な自信、庶民的で善良だと見られていたエドワーズのエゴ丸出しの素顔、実力があるし直接会った人には好かれるのになぜかマスコミに叩かれるヒラリーの苛立ち。彼らを取り巻く側近の対応も、テレビで顔を見 ているが性格まで知ることはできないので、興味深いものだった。
注目のサラ・ペイリンについて多くのページはさかれていないし、副大統領候補に選ばれたいきさつと彼女を選んだマケインの側近すら後で後悔したとい うことなどは、当時テレビを追っていたものであれば特に驚くような発見はない。だが、マケイン陣が専門家を雇って第一次、第二次世界大戦といった基本から 歴史を教えなければならず、朝鮮半島が南北に分かれていることさえ理解できないほどの無知だというのは、やはり読むに値する驚きである。
そんなに深い本ではないが、私は不覚にも涙した。
民主党を二つに引き裂いた血みどろの予備選が終わったときには視線を合わせることもないほど嫌いだったヒラリーにオバマが国務長官になってくれるよう懇願するところだ。私の目がうるんだのは、断り続けたヒラリーが最後に愛国心ゆえにこの仕事を引き受けようと 思った部分である。

文章は非常に簡単明瞭だが、大統領選をずっと追っていた人でないと、あまりにも多くの固有名詞に圧倒されて混乱する可能性がある。私にとっては読みやすい本だったが、米国人の姑は知らない名前ばかりで読みにくいところがあったらしい。