血管外科医のバイブル
★★★★☆
なんと言っても血管外科のバイブルとしての座はこの本しかないでしょう。血管外科の基礎的事項から最新の治療に至るまで幅広く、深く丁寧に書かれています。膨大な情報量を誇り、初めからすべて読むというのはかなり難しいものの、血管外科医の机の上に是非置いておきたい一冊(いや、二冊)である。難点としては2分冊となっており、しかもそれぞれが恐ろしく重いことである。第5版となるこの本も、次回の改訂では極軽量の21世紀の新素材となることを期待し、3分冊にするなどの20世紀的発想は避けて欲しいものである?