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The Good Earth (Enriched Classics (Pocket))

価格: ¥596
カテゴリ: マスマーケット
ブランド: Simon & Schuster
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A classic read ★★★★★
Pearl S. Buck is one of my favorite authors. And since I absolutely love well written books, I virtually devoured THE GOOD EARTH. I read this classic book when I was fourteen and have re-read six times since then. The character development was great and the story kept my interest until the last page. The pacing of the story was expertly done, and the writing style was just marvelous. With a rich plot and fantastic setting, the author successfully captured the remarkable element of human relationships, tapping into the varying human emotions that made the story so real. The more you reread the book the more your perception deepens, and the more you get to enjoy it. The setting enabled me to learn a great deal about China, the Chinese people and their traditions and customs and finally the lot that we all share as humans with cardinal virtues. That human touch is best portrayed by Wang Lung and O-lan his wife, the heroes of the book who defy the negative aspects of life and survive from the sweat of their brow and the produce of the good earth.
I recommend this book along with DISCIPLES OF FORTUNE, THE USURPER AND OTHERS, THE UNION MOUJIK
サスペンスよりも数段おもしろい文学 ★★★★★
 「もうちゃんとした洋書を読まなくてはだめだよ」と大学4年生の教育実習の時に高校の英語の先生に言われました。それまではいわゆるretold版で易しい英文しか読んでいなかった私に「コレを読みなさい」。有無を言わさず紹介されたのが「The Good Earth」でした。怪訝そうな顔をしていると「まさかおまえ、良い土地、なんて訳してるんじゃあないよな」。実はそうでした。しかし「大地」と聞いてよけいげんなりしました。パールバックも「大地」も文学史で勉強したことはありましたが今までに手にしたこともなく、おまけに地味でいかにもつまらなそうなタイトル!しかし言われたからには買わないわけにもいかず、しぶしぶ買いました。

 本格的な文学を原書で読むのは初めてでおそるおそる読み出しました。案の定地味で「台所」が舞台で物語は始まります。ところがです。確かに地味なストーリーが登場人物といろいろな出来事の絡み合いの中でそのおもしろさが大きなうねりとなって押し寄せてきたのです。タイトルが暗示するように農民が主人公で話はすすんでいきます。自分でも驚くくらい早く読み終えてしまいました。そして当時出ていた続編、続々編もすぐに買いあっという間に読んでしまいました。また完結編がちょうどペーパーバックになるという時期でこれも発売後直ちに購入してむさぼるように読みました。

 「地味なのになんでそんなにおもしろいのかね?」と思われる方はだまされたと思ってぜひ読んでみてください。ことばでは「大地」にねざすようなスケールの大きなおもしろさを言い尽くせません。サスペンス小説顔負けとだけ述べさせてください。英語もそれほど難解ではなく英検で言えば2級の上から準1級くらいから十分読みこなせます。むずかしい単語熟語、構文等にこだわらずストーリーを追っていくだけでたっぷり楽しめますし、英語の速読力もつくし、おまけに「英文学を英語で読みました」と胸をはれると言うことで”一石三鳥”です。

 先日新聞か何かで残念な記事を目にしました。「パールバックが今ブームになっている」というものです。ということは裏返せば「いままであまりかえりみられてなかった?」そう言えば各社の文庫の目録を見ても”文学”的なものがたくさん絶版にされています。これも時の流れでしかただないのでしょうか。

 私はおかげさまでこの「大地」が励みとなり以後ずいぶんといろいろな洋書を読むようになり、私にとっては「洋書」のpilot的な記念すべき書となりました。原書はまだちょっと・・と遠慮している方にも格好の入門書です。