学習範囲が広く、かつ、ひとつひとつの項目をしっかりと理解する事が求められるレベル２。
本書は、ともすれば路頭に迷ってしまうのかと思われる試験の準備に明確な進路を与えてくれる。
学習の「背骨」になる部分を、短時間で確実に育てる為に必須な書。

特に、各章の核となる項目への解説は秀逸。４５０ページに凝縮された参考書でありながら、重要な公式についてはその導出過程がわかりやすく説明してある。受験者として、スタディー・ガイドではおぼろげにしか理解できなかった項目が、本書によってことごとく「腑に落ちた」のは、筆者が指導者として関わった勉強会での経験をもとに受験者の弱点を良く把握していたからだろう。

項目の一部はレベル１に移っており、新規CFA受験者にも本書はおすすめ。

待望のＣＦＡレベル２の参考書が出ました。レベルUは、ＣＦＡの受験においても、もっともファイナンスの知識を要求される段階であり、その意味でも、ＣＦＡの資格を目指す人にとっては、よき手引きとなるでしょう。
しかしながら、本書の素晴らしい点はＣＦＡの受験生だけでなく、あまねく金融に携わっている方に、コーポレートファイナンスの高度な知識を身につけるのに、最適の書であるということです。
難しいファイナンス理論についても、著者独自の分かりやすい語り口、説明で、どのようなレベルの人にもぴったりな入門書に仕上がっています。
レベル３の参考書の発売が待たれるところです。

ついにＣＦＡレベル２の参考書が出ました。
範囲が広くて勉強が難しいレベル２ですが、この本があればまずは概要を頭に入れるのに最高です。さすがに著者は研究会を主宰しているというだけあって、各項目のまとめ方が簡潔でかつポイントをついており、よく分かります。
索引もついているのでファイナンスの参考書としても利用可能で、私はオフィスの机において折に触れて参照しています。