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ハッシュ! [DVD]

価格: ¥2,800
カテゴリ: DVD
ブランド: ハピネット・ピクチャーズ
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役者陣がひかる ★★★★☆
高橋和也、元おとこ組なのに、可愛いゲイの役がすごく合ってます。プリティです。

片岡礼子さんは、役の幅が広いですね。愛の新世界では風俗嬢、ぐるりのこと。では殺人犯。どの映画にもさりげなく溶け込む没個性がこの人の個性でしょうか。
女性を見つめる視線 ★★★☆☆
直也(高橋和也)と勝裕(田辺誠一)のゲイカップルの間に、
朝子(片岡礼子)という女性が現れて、勝裕の子どもが欲しいと
言い出す。
主役3人以外も登場人物はみな、何かを抱えている不揃いな人達で
今までの「家族」や「家」という既成概念を覆されていった。
その自由さや何でもアリ感はいいんだけど、朝子が子どもを
欲しがる理由が自分勝手に思えて共感できなかった。
誰かとご飯を食べたい、手を繋ぎたい、明日に向かう元気が欲しい、
その気持ちは分かるけど、自分の寂しさを埋めるための手段として、
精子をもらって子どもを作るって、エゴにしか思えない。
この朝子といい、同僚のエミといい、女のイヤな部分を抽出したような
キャラになっていて、この時点では女に厳しいなぁって思ったけど
『ぐるりのこと。』での翔子を見つめる視線にはちゃんと愛が
あって、監督の変化を感じました。
一人で生きていけない人のための映画 ★★★★★
 人間の付き合いというものは厄介で、濃密になればなるほどトラブルは増える。家事労働の外部委託が全て任せられる今、この厄介な「付き合い」は「しなくてもいい」という選択肢も与えられる時代になった。
 でも、「しなくてもいい」というだけで、人付き合いを「必要」なひとはいる。選べるからこそ、逆にいえば選べないという選択肢もできてしまう。一人は嫌なのに一人でしか生きていけないということも、この社会ではありうる。人間付き合いが「厄介」な故に、だ。
 この映画、平たく言えば「ゲイカップル」の新しい家族の在り方の模索だ。ゲイは、性交渉が容易なうえに成り立たない「情緒的な付き合い」を、いかにしていくのかに苦しむ。セックスの敷居が低いうえに起きてしまう関係性。
 はっきり言って、「一人で生きていけない」という、その種の人間に突き付けられた「命題」は、ゲイであろうが人付き合いが苦手であろうが平等に与えられてしまう。
 あななたちの「家族」は本当の家族だろうか。男と女が一緒になったから、そして子どもができたから「家族」なのか。家族とは何か。本来の人間の幸せを模索するのに参考になる映画。
人間愛? ★★★★★
いろいろ考えさせられます。
恋人とか友達とか家族とか。
要するに、愛情について。

とはいえカタい話ではなく、基本はコミカルタッチ。
だからこそ、ポイントで出てくる本気の言葉が響くのです。

劇中で印象的なセリフ↓。
「わっかんないよ、んなこと。オレだって、変わりたいもん。
でもさ、これがオレなんだもん」
人間味が溢れておりますなぁ。

−+−+−+−

片岡礼子がキレイです。
秋野暢子が凄まじいです。
斉藤洋介が笑かしてくれます。

http://review.btmup.com/dvd_movie/hush-ryosuke-hashiguchi.html
「家族」とは何か 『ハッシュ!』―家族を相対化する視点 ★★★★★
本作『ハッシュ!』は、ゲイ・カップルの一方に
子どもを産むために精子を求めて1人の女性が近づくという設定により、
既存の家族に対する理解を相対化し、
観客にあり得べき「家族」の形について考えさせます。
映画は単に疑問を呈するだけで、答えを出すのは観客自身です。

家族とは何でしょうか? 結婚した男女一組と何人かの子どもが
一つ屋根の下で暮らしている、それを家族だとしましょう。
では、離婚して片親になったら、一方が先に亡くなったとしたなら、
家族ではなくなるのでしょうか。そうではないでしょう。

片親家庭でも家族は家族だとするならば、
はじめから片親家庭であっていけない理由はあるのでしょうか。
「父親がいて、母親がいて子どもがいる。それが健全な家庭のあり方だ。
親のエゴで子どもを犠牲にすべきではない」と言う人がいるかもしれません。
であれば、本作『ハッシュ!』が描くように、
男2人、女1人の3人が親になるというのはどうでしょうか。
不自然? なぜ、親は2人でなければならないのですか?

はじめから子どもがいる家族を想定して話を進めてきましたが、
子どものいない家族だってあるはずです。
カップル双方が合意の上で子どもを持たないことにする
場合もあるでしょうし、なんらかの問題ゆえに子どもを持てない
カップルだっているでしょう。それだってやはり家族のはずです。
子どもがいてもいなくても家族は家族。
では、ゲイ同士のカップルもまた、生殖が叶わないという理由で、
家族ではないということはできません。
それに、養子により子どもを持つという選択肢だってあるでしょう。

上のように書くことで、私は結婚制度を否定したいのでも、
ゲイ・カップルに対する理解を訴えているのでもありません。
物事を相対的に眺めるならば、自明のこととされているものも、
実は確かな根拠の上に立っているものばかりではないということを、
ただ示したかっただけです。

あなたは「家族」とは何で、また、なぜそのように思われますか?