歴史を彩り、操ったレースたち
★★★★★
単行本とされていたので、正直あまり期待していなかったのですが、図版が大きいし、レース細部のアップなど、とても良いです。
レースの種類も様々、その変遷と職人技の説明、一枚一枚のレースにまつわる歴史的エピソードがなんといっても興味深く、ロマンを感じます。
「表紙のレースがもしなかったら、今のアメリカはなかったかも」なんて、まさに歴史をレースが動かした時代があったんだ、と感動してしまいます。
レース好きな方はもちろん、歴史が好きな方にとってもおもしろい一冊だと思います。
写真集と歴史です
★★★★☆
メディチ家が栄えた頃の、非常に高価な
レースの写真集です。
手芸本と言うよりは、美術、工芸品の
図録のような感じですので、編み図などは無く
作られた背景などが書かれています。
アンティーク・レース好きには良いと思います。
作品1つでワイナリー1つ買えたなんて、
やっぱり凄い手仕事なんだと思いました
興味深い内容ですが
★★★☆☆
三章に分かれた構成になっていて、レースの歴史や種類が学べます。
写真付きで、レースごとにその由来など著者が推測して書いているのですが、
個人的には話が飛躍しすぎでは?と感じる個所もありました。
写真もカラーではないので(モノクロのレースですから、それで十分かもしれませんが)、
全体的な印象としてはアンティークレースの美しさを楽しむ本というより、その
歴史について知識を深める本といった感じです。
アンティーク・レース―16世紀~18世紀・富と権力の象徴
★★★★★
とても専門的な知識が得られる本です。
内容も歴史的実話などが入っていて、面白く、
大変興味深いです。
レースの好きな人必携の書
★★★★★
断片的で貧弱だった私のレースに関する知識は、この本によって一気にレベルアップしました。入門から上級まで、単に技法や年代にとどまらず、歴史的なエピソード等も織り交ぜられてあり、楽しく知識を吸収できます。繊細ではかなげなレースが世の中を左右するほどの力を持っていたとは・・。エリザベス1世の頭はメディチの毒薬で禿げたとか、そんな話がレースを生き生きとさせています。