昨年、ユダヤ人の友達がたくさんできる機会があって、その人達は2000年祖国がないまま民族として生き残ってきたということを知って本当にびっくりしました。私は、自分がひょっとして外国にいくことがあっても日本がなくなるなどということは考えたこともなかったからです。この本は、今年2008年で建国60年を迎えるイスラエルの建国過程の物語です。少しくらいは名前を知っている人ものっていますが、無名の英雄達がたくさんでてきます。祖国を持とうという運動を始めるだけでもたいへんだったことも知っておどろきました。ユダヤ人の視線からかかれていますので、今の中東問題をこの本だけで理解するのはよくないかと思います。パレスチナの方々はイスラエルの独立記念日を、大惨事の日とよんでいらっしゃるそうです。だからパレスチナの本も読まなくてはいけないと思います。それでも、全く違う背景の人ーそれでもちゃんと友達になれますーのことを少し知ることができました。ずっとここにあった日本も先人のおかげなはずで、それを大切にしよう、でないと友達にも恥ずかしいし今も大変な中東のみなさんにもはずかしいと思う気持ちになりました。