終戦直後の日本がやさしい英語で書かれています。
★★★★★
朝鮮半島から命からがら引き揚げてきた3人の兄姉妹の京都での生活が綴られています。(母は、京都駅で急死) 前著、So Far from the Bamboo Groveの続きですが、今回はフイクションの部分が多いようです。彼女等にかけられた放火殺人の嫌疑、姉の入院、そして主人公は学校で同級生からひどいいじめを受け、校長からは今風で言えば援助交際を疑われる始末。3人はそれを克服してシベリア抑留の父(Kawashima Yoshio)と再会できるのでしょうか?
著者は血筋的には日本人で、大学教育も日本で受けられた様なので、英文での思考の流れが日本語的で、日本人には読み易いのではないかなと思います。前著は物議を醸しましたが合わせて一読をお勧めします。