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ベンチャー企業経営論

価格: ¥2,310
カテゴリ: 単行本
ブランド: 有斐閣
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教科書?論文集? ★★★☆☆
 各章の水準は非常に高くそれぞれ個別には星4~5をつけても良いものだが問題は全体としてのすり合わせや絞込みの程度のバランスが悪く各章が例えばベンチャー組織論というようなより絞り込んだタイトルの本にかかれるような内容で全体を通してのつながりが悪い様に感じた。

 また、7章以降はベンチャー企業経営論というタイトルからしてなぜ必要なのか?という印象も受けた。確かに企業家の育成・インキュベーション・会社設立と企業の実践の各章の水準は高かったがそれぞれこのタイトルの本に納められるべきものでは内容に思う。
 正直教科書としては専門的過ぎ、論文集としてはテーマが広すぎるという印象を受けた。

研究者向け ★★☆☆☆
「ベンチャー企業とは」からはじまり、組織、ファイナンス、マーケティングなど、ベンチャー企業の経営に関して網羅的なテーマが含まれている。網羅的であるがゆえに、各テーマごとの内容は薄い。

9章から構成されているが、執筆者はばらばらで、統一感はない。各章でベンチャー企業の定義が異なるのはお粗末としか言いようがない。

また、執筆者は、ほぼ全員が大学関係者であり、内容も研究者的である。つまり、調査結果や、他の研究者の研究・論文の紹介が多く、「ベンチャー経営者がどのように経営すべきか」という視点ではなく、「ベンチャー経営者はこのように経営してきた」という「過去振り返り型」と言えよう。

したがって、ベンチャー企業の経営者や、ベンチャー企業とビジネスで関わる人が実務上のノウハウ等を得ようとする場合には、残念ながら、あまり役立たないと思われる。また、専門的に研究しようとする人にも内容が薄すぎるであろう。大学等でベンチャー企業について概観を知ろうとする人の入門書としてしか役立たないと思われる。

やっぱり、理論的な本です ★★★☆☆
ベンチャー企業とは、成長のプロセスとマネジメントのポイント、ベンチャー企業特有のマーケティング戦略、ファイナンス(どこから、お金と調達する?調達先比較)、企業家の育成は可能か、インキュベーションってどんなもの等です。各章の最後に、ケーススタディー付きです。

国の各種支援政策については、ほとんど触れられていません。ビジネスプランの書き方も、直接は書かれていません。

理論的な話が中心で、いわゆるHOW-TOモノではありません。「ベンチャー企業論」を勉強するための本でしょう、やはり。
「実践的」であると思えなかったのは、自分が、起業家でないからかなぁ?

各章で執筆者が異なるためか、個人的には、読みやすく、わかりやすい章と、そうでもない章がある印象です。!また、本の分量と、幅広さのためか、そう一つの話題に突っ込んで論じているわけでは、ないです。

参考文献が、非常に充実してますし、「ベンチャー企業論」の守備範囲を知るには、良い本であると思います。

これは本物 ★★★★★
この本はどうも本物のようだ。ベンチャーに関しては思いつきや感覚的な言葉を並べ立てる本が多い中、この本はすべての章が論理的で説得力のある論文によって構成されている。特に「起業のプロセスと成長戦略」の章は、これまで日本の研究者が指摘してこなかった全く新しい企業家活動を提案している。
アントレプレナーシップの総体系 ★★★★★
一時期、経営領域を席巻したネットやバブルにおけるベンチャーとは一線を画した、アントレプレナーシップについての書籍の白眉。広く社会とのコンテクストの中でベンチャー企業を捉え、企業における社会性の意義を再考させられた。