ミステリー好き、推理小説が好きな方はもちろん、
小・中学生のお子様を持つ保護者の方に是非読んで欲しい作品です。
そして、中日ファンの方にもちょっぴり読んでいただきたいです。

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　塾帰りの中学生が誘拐される事件が起きる。しかし、犯人の要求は別の家庭に入る。果たして誘拐されたの誰なのか？
　その翌日、顔面が潰された殺人事件が起きる。
　そして、その翌日も顔面を潰された殺人事件が起き、連続殺人事件と断定される。

　そのバラバラになった「点」が「線」になることを気付くみやげ物屋で働くパートの女性従業員。

　この物語には、名刑事も、名探偵も登場しません。まして、普通の主婦が突然推理力を発揮して事件を解決することもありません。

　ただ、ただ、一つの出来事が人の人生にどう影響を与えるかを語っています。バタフライ・エフェクト…大きく人生が変わってしまった人たちの物語です。
　
　物語後半は、影響を受けた登場人物の心の中に迫ります。

　読み終わったあと、虚脱して下さい。
　読んだことを後悔してくれることが、作者の狙いです。