デザイナー制作ということで購入したが、本当に微妙というより奇妙な内容。
使用意図不明な素材集である。
シルエット素材としてまず必要なのは人物のシルエットだと思うのだが、数が少ない。
そのうえ滅多に使用しないであろうスポーツシーンなどのバリエーションが大半。
普通に建築現場のパースや、グラフィックの現場でのプレゼンに使用できるような、普遍的シーンが極めて少ない。
そのくせ、人物以外のバリエーションが非常に多いうえに半分は意図不明。
例えば"乗り物"では戦車の俯瞰（というかただの長方形）、"動物"ではウーパールーパー（そもそも分かる者でなければ判別できない）、"音楽"ではフェンダーのギターにフェンダーのベース（ほとんど同じですが…）、"花"では花の俯瞰シルエットが多いが全ていったい何？（奇妙な幾何学図のようだ）、"きのこ"のコーナーがある（こんなにたくさんのきのこのシルエットって何に使うのだろう）、"学校"ではモップが4点もあったり（こんなにモップいるか？）。これらを選んだ意図はどこにあるのか。遊び用途？
デザインを遊ぶなら、自分で適当な写真を手に入れてパスをトレースすればいい話だと思うが…。
一つ良いと思ったところは"手"のシルエットが多かったこと。これは意外に使えるか。
しかしやはり、安いと感じての購入だったが、使用できる素材が少なくこれでは高価と言わざるを得ない。

イラストレーターで使える素材をCD-ROMに収録。中身のクオリティは、シルエットは写真から抜いているリアルなもので、簡略化されておらず、一体何なのかが分からないものもアリ。１６カテゴリーに別れているが、もう少しそれぞれのバリエーションがあったら嬉しかった。中身を見てから買うことをすすめます。