狼よ、故郷を見よ
価格: ¥0
アダルト・ウルフガイ第2弾!
脳天気な狼男にも、国際諜報機関の追及は手に余った。故郷の奈良県吉野山中、犬神の里を目指す犬神明を待つものは?!
イラスト・泉谷あゆみ
《あらすじ》
「あるときは数十メーターの地底に生き埋めにされ、あるいは超遠距離射撃の名手に数キロも彼方から弾丸をぶちこまれ、車に爆弾をしかけられ、浴室に毒ガスを注入された。タクシー運転手は釣銭代りに拳銃弾をプレゼントしてくれるし、レストランのボーイは、注文した料理に千人も殺せる毒薬をしこむ。親密な関係を結んだ可愛い女の子はおれの寝首を掻こうとする」
人間界に居場所をなくした犬神明は、奈良吉野山中の犬神の隠れ里に還る。しかし、禁を破り犬神の母と人間の父との間に生まれた犬神明には、受け容れてくれる故郷はなかったのだ。失意の彼を待っていたのは、大口径ライフルの巨弾だった!?
《目次》
地底の狼男(ウルフガイ)
狼よ、故郷を見よ
《著者紹介》
平井和正(ひらい かずまさ)
1938年神奈川県横須賀市生まれ。
1963年「8マン」(桑田二郎・絵)原作。
1969年「狼男だよ」(アダルトウルフガイ)、1971年「狼の紋章」(ウルフガイ)を発表し、空前のヒット。
1967年「幻魔大戦」(石ノ森章太郎・絵)原作。1979年より発表の小説「幻魔大戦」シリーズは1000万部を超えるベストセラーを記録した。