見開き26枚の絵本です。左ページに「A is for seed-」の文字と種の絵、右ページに「tomorrow's APPLE」の文字とリンゴの絵。後は、「C is for milk- / tomorrow's CHEESE」「I is for water- / tomorrow's ICE CUBE」などという風に進んでいきます。1冊丸ごとが、時間とメタモルフォーゼをテーマにした詩のように思えました。
アメリカらしいものや、着眼点が面白いものが沢山あり、「次は何かな~?」とわくわくしながら読み進めました。絵もとってもステキ。明るい水彩っぽい色調には、心躍ります。
ものが時間と共に変化していくということを分かり始めた3才半の息子は、とても気に入った様子。「N is for twigs- / tomorrow's NEST」というページを読んだら、「これ(枝)がこれ(巣)になるの、面白いねー」と言っていました。正に作者が狙った通りの感想!
なお、これはABCを教えるためのアルファベット絵本ではありません。見返しには「ABCを覚えた子供」に、とあります。でも、覚えていない子供でも、きっと楽しめます!3才頃から小学生まで?