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映画のなかの上海―表象としての都市・女性・プロパガンダ

価格: ¥2,940
カテゴリ: 単行本
ブランド: 慶應義塾大学出版会
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:劉文兵/著 出版社名:慶応義塾大学出版会 発行年月:2004年12月 関連キーワード:エイガ ノ ナカ ノ シヤンハイ ヒヨウシヨウ ト シテ ノ トシ ジヨセイ プロパガンダ えいが の なか の しやんはい ひようしよう と して の とし じよせい ぷろぱがんだ、 ケイオウ ツウシン ケイオウツウシン 1808 けいおう つうしん けいおうつうしん 1808、 ケイオウ ツウシン ケイオウツウシン 1808 けいおう つうしん けいおうつうしん 1808 第1部 ハリウッドの上海・上海のハリウッド(ハリウッドの上海-ハリウッド映画の上海イメージ上海のハリウッド-上海映画におけるハリウッドの影響と見返す視線)第2部 女の都・上海-上海映画における女性像の変遷(二〇、三〇年代の上海映画における三つの女性像女性共産党員-文革期(一九六六-一九七六)中国のプロパガンダ演劇とその映画化)第3部 上海イメージの政治学-ハリ
ありそうでない本 ★★★★★
楽屋話的な雑学で装っておらず、日本人でもわかる作品に注目している点がよい。

作品のなかに漂う「上海」という空間は、イメージ的には理解できてもなかなか言葉として紡ぎ出していくことは至難の業である。そのイメージと真っ正面から言葉で、格闘している。映画の行間に漂う、認めたくはない人間のサガ。

数年前中国に行った時、毛沢東政権下のプロパガンダ京劇をみて、感激している民衆をみたことがある。今では古くさく、時代とも全くあわず、民衆にとっては消し去りたい時代のプロパガンダ京劇だ。なぜそれを民衆は感激していたのか。
その疑問にこの本は答えてくれる。
悪しきアカデミズム本 ★★☆☆☆

 上海映画を実際に見れば、著者が書いている論よりは
ずっと多義的で多様である事がすぐさま、理解できるでしょう。
東大の授業及び他の協力の成果ということですが、
その結果がこれでは・・東大の学力はここまで衰えてよいのでしょうか。
と、いささか心配になる本です。
分かりやすくまとめられた本 ★★★★☆
 上海についての本は山ほどあれど、これは今までありそうでなかった(学術論文ではそれなりに論じられていたと思うが)、「上海の表象(イメージ)」を扱った本である。特に映画を元に、20世紀において上海がどのようなイメージを持たされてきたか、そしてそれがどのようにステレオタイプ化されてきたか、が丁寧に論じられている。

 あくまでも「表象論」なので、そういったものに親しんでいない/興味のない人にとっては、「現実の」上海が出てこなくて退屈かもしれないし、またイメージ自体はわりとありきたりなもので、逆にこのあたりに詳しい人にとっては「まあそうだよな」とあまり目新しい論点はないかもしれない。ただ手堅くまとめられた本であり、かつ値段も手頃なので、現代中国文化を専攻している学生さんにとってはピッタリの書であると思う。