レビューを見て買いました。
ギター歴１５年ですが、もっと早くこの本に出会っていれば良かったと思いました。
コードの転回形など自分で作れるから、必要ないかもしれないと思っていましたが、分かっていたつもりのことが、きちんと理解出来ていなかったことを思い知らされました。
この本は奥が深いです。
コードを理解することが、フレーズやスケールの活用に役立つことは言うまでもありませんが、この本に掲載されているコードを自分のものにすることが出来れば、バッキングのみならず、ソロの演奏に説得力を加えることが出来るものと思います。

正直、全部英語なので厳しいです。
翻訳されたものがあればいいのですが、そうもいかず翻訳サイトで訳しながらも専門用語での訳は意訳しないと意味不明・・・語学の上達もおまけ付き
そこまでして読む『価値』があり、海外のミュージシャンがバイブルとしたのもうなずけます。
始めのセクションで指板の音名やメジャースケールの音程から説明してあるので、
初心者も可とは思いますが、どちらかと言えば『ある程度の知識を持ち、もうひとつ先の事を突っ込んでみたい。でもどれも似たり寄ったりで何かないか？』そんな人にはうってつけではないでしょうか？
おそらく『全て』が入っていそうな感じです。（まだ訳が途中なので）
コードをAとEのkeyに限定し徹底的に分解。
まずはR、3、5で選び出す考えられる限りのダイヤグラムから。
2000以上のダイヤグラムは『覚える』というより『概念に基づいたものを表記してみた』と捉えてみればバリエーションとしての辞書みたいなもの（と思えば負担もない）。
ギターの同フレット上のトライアドを全て平行移動で4度変えるが、2弦のみ特殊なのでそこは半音ずらす・・・など当たり前だが改めて書かれるとコード構成が頭に入りやすい。
再確認と新しい発見の毎日です。
『ギター用の』教則本はこれ一冊で充分でしょう。
ついでに、氏のたった１枚のCD（輸入盤）も一聴の価値ありです。

Introductionでの言葉での締めくくり・・・
『キーワードは[忍耐]です。』
本当です！

まず最初に断っておくと、この本の著者であるテッド・グリース氏が書いている本は皆「カッコいいフレーズ」「よく使うコード進行」「コードの押さえ方が写真付で載っている」のような砕けた内容の本ではなくかなり硬派で王道です。
つまり日本の出版社が出しているような教則本とは全く別物です。

この本はコードの押さえ方を勉強するというよりも、「ギターのフィンガーボード上の音をどう使えばいいか」を勉強する本です。
グリース氏の手書きのダイアグラムでルートを中心とした構成音の位置関係の把握が内容の殆どを占めます。
主にEとAがルートのコードがダイアグラムで書かれていますがそれがひたすら続き相当な量です。
その中でも特に重要なエッセンシャル・コードを氏は最低一ヶ月は続けてくれと文中で言っています。
かなりキツいですが、これをひたすら続ければギターのコード・ヴォイシング（和音を作ること）に強くなるのは間違えないと思います。

ギターが上手くなりたい人は「急がば回れ」の精神でこの本を長く続けるとイイでしょう。
かのエリック・ジョンソン氏も若かりし頃はこれを手放さずに練習していたそうです。
長く続けるには最高の教則本なので星５つをつけたいところですが、グリーン氏の手書きのダイアグラムが若干見辛くシャイなのか説明不足な部分もあるので星４つということにしました。

　元々は"ChordCatastrophe"というタイトルだったこの本ですが、著者のTedGreeneは一枚だけレコードを出してる海外ではとても著名なギターの講師です。
　全部で4冊の本を出しているんですがどれもとてもお勧めです。特にこの本は有名でインタビューではRock畑のSteveVaiやDreamTheaterのJohnPetrucciも絶賛していました。

　英語だからと敬遠していては勿体無いです。コードはダイアグラムでかかれているものがほとんどなので読譜ができないと心配する必要はありません。とりあえず百科事典のように一家に一冊のつもりで持っているだけでハクが付くってもんです！

　何かコードブックが買いたいけどありきたりな初心者向けは嫌だなぁなんて思ってる人には間違いなくこれをお勧めします。騙されたと思って手にとってみてそして驚いてください。世界は広いです。