モウリーニョの哲学
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モウリーニョ本人の発言、そして周りの選手やメディアのモウリーニョに関する発言を引用するとともに、その人柄や行動を様々な分野の専門家の理論に照らして、「特別な存在」であるモウリーニョの成功の秘密を解く。
数々のタイトルが示す実績、国際サッカー歴史統計連盟によれば、モウリーニョはこの十年間で最も優れた監督として際立っている。その優れた監督の実際の年俸や、どこまでの野心をもっているのか? そして、成功のためにはどんな条件が必要になってくるのか? モウリーニョの秘密を徹底的に検証。
実際に本人の発言から学び、8つのレッスンなどを交え、サッカー監督だけでなく、ビジネスシーンへも応用可能な本書。なぜ彼は、メディアを通して過激な発言をするのか、ショービジネス・コーチとしてのモウリーニョとは? そして、モウリーニョが考える、「効率」や「コミュニケーション」とは?
世界で最も競技人口の多いスポーツ、サッカーで、最も成功している監督から学べることは、モウリーニョのファンならずとも、あまりにも多い。
【目次】
STEP1 自分のグループのカリスマリーダーになる方法
1.再確認。あらためて知るモウリーニョのすごさ
2.成功のファーストステップとなる3つの条件
3.次に、自分が望む未来を設計せよ
4.個人より"チーム"を重要視すべし
5.自らを鼓舞せよ――モチベーションの"魔術師"になるための方法
6.求められるのは"効果"と"効率"
7.自分を崇拝する"トライブ(種族)"を勝ちとるには
8.いつまでも印象に残る記憶を残せ
9.モウリーニョ式コミュニケーション法
STEP2 外の世界に自分の姿を"見せる"方法
10.伝説の作り方――"スペシャル・ワン"
11.プレゼンに挑む"極意"――公式会見から読み解く
12.強気のメディア活用法
13.公私の"メリハリ"こそが戦う活力
14.モウリーニョ式エレガンス
15.ときに挑発せよ!
16.ライバルの活用法
STEP3 結論。モウリーニョ8つの教え
1.内なるモチベーション――自分のモチベーションを上げられるのは自分だけ
2.結果を出すための方向付け――エネルギーを結集させる
3.基準を定める――引き出しは常に満杯に
4.意外な答えを出す――世界を制するには謙虚さは捨てるべし
5.すべてのイニシアチブを握る――行動は前に進むことで証明される
6.サメの間を泳ぐ――自分が動きやすいように動く
7.人情をもって仲間と接する――自分は「いつか死ぬ存在である」ということを忘れない
8.“シンフォニー”を生み出せ――他の人の模範になる
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■著者
フアン・カルロス・クベイロ
AECOP(スペイン・コーチング&プロセスコンサルティング協会)の名誉会長、ビジネスコンサルタント会社IDEOの業務執行社員。デウスト商科大学リーダー学・グループダイナミクス学教授、サン・パブロ・CEU大学コーチング高等専門学校校長、EBS(エストレマドゥラ・ビジネススクール)上級リーダーシップスクール校長、ガリシア地方のカイシャノーバ・ビジネススクールのコーチング上級コース部長、アリカンテのフンデセム・ビジネススクール校長を歴任。スペインにおける、リーダーシップおよびコーチング論の第一人者として知られ、世界のトップ企業400社あまりの戦略コンサルタントとして仕事をしてきた。リーダーシップとコーチングについての著書多数。ブログ「Hablemos de Talento」は、マネジメント分野では最もアクセス数の多いブログのひとつである。
レオノール・ガジャルド
身体活動科学・スポーツ科学博士。カスティージャ=ラ・マンチャ大学教授であり、同大学のIGOID(スポーツ組織・施設マネジメント研究グループ)の責任者。スポーツマネジメントの第一人者の1人だとされている。
■訳者
野田恵子
京都外国語大学イスパニア語学科(現スペイン語学科)卒。楽器メーカー勤務を経てフリー翻訳者に。英語とスペイン語の両方の翻訳をこなし、サッカーの国際試合における各種レギュレーション(競技規則)や、ゴルフ関連オンラインマガジンや自転車ロードレース関連の記事の翻訳なども手がける。産業翻訳にも携わる。
■監修者
吉崎エイジーニョ
1974年生まれ。北九州市出身。大阪外国語大学( 現大阪大学外国語学部) 卒。『Number』(文藝春秋)、『週刊サッカーマガジン』(ベースボール・マガジン社)に連載を持つ。著書に、『オレもサッカー「海外組」になるんだ!!!』(パルコ出版)、『オトン、サッカー場へ行こう』(新潮社/ミズノスポーツライター賞最終候補作)、『日本VS 韓国 ありそうでなかった! 日韓サッカー徹底比較』(ぱる出版)、その他、パク・チソン自伝『名もなき挑戦 世界最高峰にたどり着けた理由』(小学館集英社プロダクション/翻訳書)、『ジョカトーレ!ナガトモ』(竹書房/監修書)、『レアル・マドリード vs FCバルセロナ 因縁の100年史』(小社/監修書)などがある。本名は英治。