ESCOAD諜査No.NY001 Vol.3 忍び寄る足音
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「ラブレター?」
「そうですね、とても熱烈な」
嬉しそうに受け取った封筒を開けるのは、高見。
開いて出てきたのは、熱烈過ぎて火傷しそうな程の……。
新人トレーニングが開始された奈津子なのに、なぜか初日にトラブル発生。
緊急案件により、いきなり現場へ出されることになった。
「なんで、こうなっちゃうんでしょうか」
「さあ」
メザシは香ばしく焼けすぎて、バーコードの頭は後光を湛えているし、
あっちゃならないけど、おかしな日常に巻き込まれていく奈津子。
上腕二頭筋を見せびらかす教育担当の大男に戸惑ったり、
常識が通用しない連中に呆れたりしながらも、エスコードに馴染みはじめていた。
だがしかし、確実に事件の手は忍び寄ってきていた。
奈津子達の、知らない間に。
夜の闇に紛れて蠢く者は、何を狙うのか。
そして、その背後にいるものは――――。
皆様のエスコードへの来局を、心よりお待ちしております。