何故が米国をそうさせるのか?
著者は時を遡り国際連盟&国際連合の設立、そしてあちこちで多発した紛争……それらを例に、その時々の米国政府がある時は国連を利用し、またある時は反対に国連を無視して自国の政策を突き進めたか?を一つ一つ論証していきます。
その中で当初は国際協調の理念を持っていた米国が如何なる理由で単独行動主義へと舵を切っていったかが事実と共に述べられております。
今の米国と国連の関係を理解するに最良の一冊。新書ですが情報量は専門書並。読み応え&学ぶべき所が多々あります。