こんな環境の中を生き抜いたから著者だからこそ言える言葉の重さを
一つ一つ噛み締めながら読み進めました。
辛いことは十二分に経験したでしょう、これからの著者の人生は
幸せなことしかないと信じたいです。
本当に、そう伝わってくる。
この本を読んでいると、人間の醜さが伝わり、悲しい。
だからこそ読んでほしい。
酷く哀しく、辛い本だが、それゆえに主人公の未来が気になり、すぐに読破できてしまう本だ。
ぜひ多くの人が読んでほしい。
この本を読み終えてからわたしの中で少しだけ何かが変わったような気がします。今の世の中ではこのような幼児虐待がどんどん増えてきています。だからこそこのような本はとてもいいと思いました。一人でも多くこの本を知って、虐待の悲しさを知ってもらいたいです。
この3冊目は、著者がついに独立し自分の人生の意味、これから、家族など自分のこと以外に目を向けはじめている時期のことが書かれている。今まで自分の歩んできた道に疑問をもち、強靭な精神力で完璧を目指す…幼少のころの「いい子にしなさい」という言葉がきっとトラウマとなっているに違いないと感じさせ、再度虐待がどう人の心を蝕むかを考えさせられる。
英語自体はあまり難しくなく、たぶん中級者であれば辞書を片手に読めると思うが、ストーリーがすばらしいので中級者以下でも案外読めてしまうかもしれない。
そして、第3作です。筆者は成人し、幼年期・少年期の体験の裏に潜む家族の秘密と格闘します。名前を持った自分を勝ち取り、新しい家族の歴史を作り出し、虐待の輪廻を断ち切ろうともがきます。その結末に心の平静を取り戻せました。