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保育の質を高める―21世紀の保育観・保育条件・専門性

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: ひとなる書房
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:大宮勇雄/著 出版社名:ひとなる書房 発行年月:2006年08月 関連キーワード:ホイク ノ シツ オ タカメル ニジユウイツセイキ ノ ホイクカン ホイク ジヨウケン センモンセイ ほいく の しつ お たかめる にじゆういつせいき の ほいくかん ほいく じようけん せんもんせい、 ヒトナル シヨボウ ヒトナルシヨボウ 7201 ひとなる しよぼう ひとなるしよぼう 7201、 ヒトナル シヨボウ ヒトナルシヨボウ 7201 ひとなる しよぼう ひとなるしよぼう 7201 世界の「質研究」は明らかにした。「質のいい保育は、子どもの人生を変える」と。経済効率優先の日本の保育政策と対峙し、すべての子どもたちの「権利としての保育」実現のために、今、私たちがめざすべき保育観・保育条件・専門性とは何かを提示する。保育関係者待望の一冊。 第1章 今、保育観が問われる時代-二つの保育観と世界と日本の保育改革(「今、ここにある生
いま押さえておくべき議論 ★★★★★
 OECDの報告など,幼児教育や保育の質の議論はホットだが,2つの系譜があるとのこと。小学校の前倒し的発想と,1人の市民として子どもの育つ権利といった発想。いずれにせよ,保育の質というものに注目し,継続的なデータを集めて,子どもの成長をとらえている姿勢は共通している。どうした保育を目指すかは,国家によって違ってくるのは必然だと思うが,「科学的な検証」のない議論は,まさに机上の空論でしかない。
 では日本ではどうか。昨今政府でなされている質の議論は,市場主義からの要請の側面が強く,実際は質の議論ではなく経費削減のための論理でしかないことがわかる。公立の認可,私立の認可,認可外,と質の差は明らかなのに,利用者である親の評価から「差がない」ということで,コストが高い常勤職員ではなく臨時職員を増やせ,との議論がなされる。そこには子どもにはどういった働きかけが必要で,そのためにの保育士の能力向上のためにはどういった方策が必要か,という発想はない。非常に短期的なコスト観しかない。
 そもそも,認可であっても保育士と子どもの比率など日本の基準は最低レベルでしかない。
 保育に携わる人,行政の関係者には,ぜひ読んでほしい。また,一般の親御さんでも十分読める内容である。
保育の質がよくわかる ★★★★☆
保育の質を高める―21世紀の保育観・保育条件・専門性 「保育の質」が、近年いわれはじめているなかで、なかなか、よい本に出会えませんでしたが、この本は、アメリカなどの研究成果が詳しくのっており、日本の保育の質を考える上で、参考になりますし、参考になりました。
 ただ、アメリカなどでの研究が即、その国の保育制度や質のあり方となっていないことを、この本から読み取るのは困難と思いました。紹介されている研究成果とあわせて、その国の保育がどうなっているのかなどもあればいいと思いました。