中身は、メモの目的から効果、覚えから発想法、目標達成ツール等々、著者自身が「全てがオリジナルな方法」と言っていますが、メモだけで、よく、これだけの本がかけるもんだとまず感心しました。
しかし、それだけ、著者がメモ(と言うより、もう少し広げて、書くことと言った方が分かりやすい気がした)の重要性にこだわっていることがよく伝わって来た本でした。
素直に、「メモは大切だ。私も何でもすぐ書く癖の人になろう」と言う気持ちにさせて頂いた本でした。
発想についても素晴らしい気付きを与えてくれる本で
好奇心を持つために
対極の発想、異次元の発想、元気の出る行動
以外のものは捨てろと書いています。
アイデアを発想するためのツールもいろいろ紹介されていますが
カメラ付携帯のように普段使っているようなものを
有効に活用する手法がメインなので、実践しやすかったです。
メモる技術だけでなくアイデア発想法についても勉強できる本でした。
それまではメモなんてなくて大事なことは覚えていられると
タカをくくっていました。
しかし、メモに書く事で新しいものを発見したり考えたりする
脳のメモリースペースを空けることができるという話を
最近、ある方から聞いてなるほどと思い
この本を読み返しました。
ただ、星を4つにしたのはタイトルの「巨万の富をつかむ」というのが
内容とあっていない気がしたからです。
でも、お薦めできる本だと思います。
「巨万の富をつかむ」というタイトル中の言葉は短期間に数多くの類似本を書く人がやたらとつけたがる全く不要な形容詞。PDA などを用いて何でもまめにメモする習慣のある人にとっては特別新しい発見はないだろう。
大げさなタイトルを冠したこの手の本にはあまり過度な期待をせず、気を入れ直したいときに気軽にぱらっと読むのがいいと思う。
個人的には、ノートは必ず左右見開きで使い、メモは左側だけにし右側は自由記入欄としてあけておくという部分が面白かった。今後実践してみたいと思う。