21人の世界的映画監督の映像表現スタイルとストーリーテリングについての考察したコラム集です。

ウェブディレクターでもある著者が、世界中から高く評価されている映画監督の作品を鑑賞し、その映像表現スタイルやストーリーの進め方などの手法や作品の背景にある映画監督の本当に伝えたかったことを分析し考察してまとめた21世紀の新世代映像作家論です。

目次
第１章　未来をデザインする／アンドリュー・ニコル
第２章　巧みな映像設計とねじれたストーリー／コーエン兄弟
第３章　逆行する時間／クリストファー・ノーラン
第４章　様式美が生み出すエモーション／トッド・ヘインズ
第５章　喪失がもたらすもの／アトム・エゴヤン
第６章　許しによる解放／ウェス・アンダーソン
第７章　作家性を超越するとき／エドワード・ヤン
第８章　時間のコラージュ／スティーヴン・ソダーバーグ
第９章　信は真に通ず／アン・リー
第１０章　不可視の領域／M.ナイト・シャマラン
第１１章　カメラワークと色彩感覚／クリストファー・ドイル
第１２章　装飾を排して感情の深層を伝える／ダルデンヌ兄弟
第１３章　偶然に内包するリアル／是枝裕和
第１４章　恐怖の本質／黒沢　清
第１５章　挑発する映像／デイビッド・フィンチャー
第１６章　感情の表出／ポール・トーマス・アンダーソン
第１７章　サンプリングとリミック／ダーレン・アロノフスキー
第１８章　スタイルの確立／ハル・ハートリー
第１９章　運命のパズル／アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
第２０章　生命の脈動／クレール・ドゥニ
第２１章　即興から生まれるエモーション／ジョン・カサヴェテス