日本人ビジネスマン 「見せかけの勤勉」の正体 なぜ成果主義は失敗したか
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「こんなに残業しています。だから、認めてください」
――あなたの心の片隅にも、こんな考えがありませんか?
働く環境において特殊な状況にある日本。
有給休暇はあまりとらず、残業も多い。
しかし、「仕事に対して非常に高い熱意を感じている日本人はわずか九%」という調査結果がある。
つまり、日本人の九割はやる気が無いのだ。
勤勉で知られる日本人のそうした実態が、国際競争力の低下を招いている。
本書では、そうした日本の労働環境を「やる気」という観点から鋭く分析していく。
たくさん働くけれども、やる気がない。
やる気のアピールは多いが、実体がない。
そんなやる気のパラドックスと呼べる現象の要因は、「五つの足かせ」と「二つの主義」だった――。
人事管理研究の第一人者が説く、新しい労働観と管理論とは?