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学歴と格差・不平等―成熟する日本型学歴社会

価格: ¥2,730
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東京大学出版会
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:吉川徹/著 出版社名:東京大学出版会 発行年月:2006年09月 関連キーワード:ガクレキ ト カクサ フビヨウドウ セイジユク スル ニホンガタ ガクレキ シヤカイ がくれき と かくさ ふびようどう せいじゆく する にほんがた がくれき しやかい、 トウキヨウ ダイガク シユツパンカイ トウキヨウダイガクシユツパンカイ 5149 とうきよう だいがく しゆつぱんかい とうきようだいがくしゆつぱんかい 5149、 トウキヨウ ダイガク シユツパンカイ トウキヨウダイガクシユツパンカイ 5149 とうきよう だいがく しゆつぱんかい とうきようだいがくしゆつぱんかい 5149 格差社会の語られざる本質。高学歴化の終焉、大卒層の閉鎖的再生産など、新たな「学歴社会日本」の姿をとらえる。 1章 いま学歴社会をどうとらえるか2章 もはや高学歴化社会ではない3章 職業か学歴か?-階級・階層論再考4章 因果構造を読みなおす5章
学問としての学歴論 ★★★★☆
格差問題を論じる際には「○○係数」、「△△スコア」等々、
統計分析に関する用語やグラフなどが出てくるので、私には難しいですが、
この本の場合、そこの部分を読み飛ばしても、後にそれが意味するところが
比較的分かりやすく書かれているので読み進める事ができました。
著者が文中で強調している通り、「政策論」としてではなく、社会「科学」に徹し、
現状の科学的分析に多くを費やしているので、「学歴」という
日本では避けられがちな問題も(私は大いに論じられて然るべきと思いますが)
素直に納得でき、説得的な内容だと感じました。
しかし、そのように客観的、科学的な姿勢を貫こうという中立的な位置の著者にこそ
科学的な「政策」、日本の将来像等、を示してもらえれば「興味深く読めるのに」と少し残念です。
「大学卒」「高校卒」という大きな括りだけでなく、大学の「学校歴の差」に起因する
様々な意識や格差論についても知りたくなりました。

日本の未来を「科学的」に分析した著者の本が次回に出される事に期待しています。