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谷川俊太郎質問箱 (Hobonichi books)

価格: ¥1,500
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東京糸井重里事務所
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あなたは何を入れますか? ★★★★★
ときどき取り出して読む「愛読書」です。

簡潔なようで「奥が深い」数々の質問に対して
詩人の谷川俊太郎さんが「さらに奥が深く」
“奥ゆかしく”回答されています。
奥が深い回答をなされているのに、頭を抱えて考え込むのではなく、
何やら頭や心がすーっとする感じがします。

ほぼ日ブックス経由で買った本にはしおりとカードが入っていましたが、

カードには購入お礼の言葉とともに、
>この箱には宝石も玩具も葉巻も入っていません。
>入っているのは四歳から(?)歳までの
>ホモサピエンスが発したことば(と絵)だけ。
>まだ何か入れる余地もあります。
>あなたは何を入れますか?

とありました。
わたしは、何を入れてみようかと考えてみました。
「ゆるーく素朴な疑問を考え、想像力に任せるということで」
すっぽり受け止めてくれる安心感 ★★★★★
あまり過度な期待もせずに取り寄せたのですが
お気に入りの本になりました。
質問には理屈や理論で答えられないこともありますし
それに大人になると常識や凝り固まった考え方で
自分自身を縛ってしまってるところがあるのかもしれません。
ところが詩人の谷川俊太郎さんはことばを作り出す人だけあって
ありきたりのつまらない答えになりそうな質問にも
真面目に自分の言葉を選び丁寧に答えています。
そこには、こう答えるべき、というものではなく
感性で優しく包み込んでくれるものばかりです。

この本を読んで、子どもから「なんで?」の質問があって
答えられないようなときがあっても邪険にもせず、
理屈っぽくもなく優しい気持ちで私も言葉を生みたいと思った次第です。
素敵な世界が広がっていました ★★★★★
26歳の、ちなさん、お元気ですか?
私は、ちなさんの質問にいちばんはまってしまいました。
もちろん、その質問に対する谷川さんの答にも…。
事実を伝える書物においては事実の捻じ曲げは厳禁だと思いますが、この本は「故意」の世界と
いえるのではないでしょうか。
変ないい方になるかもしれませんが、「善意の故意」であって、悪意は見当たりません。
読者と谷川さんが楽しく作り上げた一冊だと思います。
時には思いも寄らない発想で回答されていたり、専門家に聞いてくれと言わんばかりに突き放し
気味だったり。
私だったら、谷川さんにどんな質問をぶつけたかなあ…。
質問力的観点からの、谷川俊太郎に対する「良い質問」と「悪い質問」 ★★★★☆
 ビジネススキルとしての「質問力」について調べていて、斎藤孝氏の質問力 ちくま文庫(さ-28-1) (ちくま文庫)に引用があったので手に取った。WEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を元にした本だそうで、老若男女様々な人からの質問に谷川俊太郎が一問一答で答えていくというスタイル。ラジオの「こども電話相談室」をほうふつとさせる。
 これを読むと「良い質問」と「悪い質問」というのがよくわかる。たとえば、
 「ふつうの言葉と詩の言葉の違いは何か」という質問(34才女性)は、詩人の谷川に対する本質的な質問といえる。
 しかし「どうしてお風呂は毎日入らなければいけないのか」という質問(26才女性)は、読者にとっても谷川にとってもどうでもよい質問である。
 また「人間をはじめ多くの生物は左右対称だがそれはなぜか」という質問は、自然科学にとっては根源的な質問かもしれないが谷川に聞くことではないし、「花粉症で運転中くしゃみをすると目をつぶってしまうのだがどうしたらよいか」という質問にいたっては、適切不適切を通り越して、無礼ですらある。
 ビジネス局面での質問は、課題達成や問題解決という明確な目標があっての質問だから、ただ聞いてみただけ、とか、相手が全く関心のない事柄への質問はあまりないとは思う。が、本質的でない質問や、質問のふりをして自分の意見を言いたいだけ、というようなことは結構ある。本書は「良い質問」とはどういう質問か、ということを体験するのに大変役立つ。
 もちろん、こんな質問に着目した「変な」読み方でなくて、谷川俊太郎の答えそのものを楽しむ、という読み方のほうが本書の本来の趣旨ではあるし、楽しいことにまちがいない。
これが詩人の発想か!? ★★★★★
 詩人:谷川俊太郎氏(1931-)が「ほぼ日刊イトイ新聞」の一般読者や友人からの素朴な質問にさらりと答えた質疑応答集。

 本書のやりとりを見ていると、教師でも学者でも政治家でもなく「なるほど、これが詩人か!」、と感覚的に納得します。

 肩の力が抜けつつも深みのある返答に目を通しているうちに、こちらも徐々に気が楽になっていくのを感じます。まさに、言葉の力ですね。

 と同時に、自分も少しずつ年を取っているのかな?とも実感してしまいます。