「アホ」がプロ野球を滅ぼす (ロング新書)
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はじめに──改革しなければ生き残れない限界点にまできている日本のプロ野球
第一章 「アホ」な構造の典型が「清武の乱」
◆ナベツネにはめられた清武?
◆裸の王様になってしまっていた清武
◆ナベツネはなぜ清武を切ろうとしたのか
◆ドン・キホーテだった清武
◆ヘッドコーチを変えるという人事は何の不思議もなかった
◆ファンをはじめ世間から支持されなかったわけ
◆ナベツネの功罪
他4項
第二章 まだまだあるプロ野球の「アホ」な構造
◆危険水域にある日本の球団経営
◆ビジネス感覚がない親会社と球団
◆親会社の宣伝媒体・福利厚生でしかないプロ野球
◆テレビ放映権をとるのが難しい球団ごとの交渉
◆地域からの支持の低さ
◆機能できない構造になっている日本野球機構(NPB)
他10項
第三章 球団それぞれの「アホ」なこと
《セ・リーグ》
■巨人
これだけ大型補強をやってきて来シーズンがダメだったら本当にダメ球団に
■中日
セ・リーグで優勝したにもかかわらず三年連続で球場入場者数の減少が表わすもの
■阪神
監督人事を球団経営陣がいい加減にやっているからダメ虎のまま
■ヤクルト
ファミリー意識によってチームには何としても勝とうという意識が監督にも選手にもない
■広島
勝つチーム作りをほとんどしていない、年俸が高くなると他球団に出してしまう
■横浜
中畑氏が「ただの元気なアホ」で終わるか「さすが中畑」で終わるか
《パ・リーグ》
■ソフトバンク
主力選手の大量流出を招いた経営陣のアホぶり
■日本ハム
ダルビッシュという日本のプロ野球界の宝をメジャーに売り渡してしまった痛みを感じていない
■西武
経営陣のやっていることはようわからん、身売り問題が出ていることも問題
■オリックス
大阪を本拠地にして「アンチ阪神」の受け皿になったらどうか
■楽天
プロ野球は単なる副業か、球団にお金をかけていない、どういうチームにしようとしているのか全くみえない
■ロッテ
ビジョンのない場当たり的な運営をしている
第四章 「アホ」からの脱却──江本のプロ野球改革案10
1コミッショナーを頂点にプロ野球組織を一本化せよ
2「一企業一球団制」から「複数オーナー制」に転換せよ
3地域密着型球団への転換を推進せよ
4リーグ再編成──まずは一〇球団一リーグ制から再出発を
5マイナーリーグを整備せよ
6プロ・アマの壁を撤廃せよ
7ドラフトは完全ウエーバー制にしてFA権取得年数短縮を
8国民的娯楽としての日本プロ野球の再生
9選手、監督の低い意識を改革せよ
10メジャーリーグと対等の関係のプロ野球に