夜のフロスト
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新任部長刑事ギルモアが配属されたのは、しけた町だった。まあ、ここは眼も眩む高みに昇りつめるための梯子の一段目にすぎない。こき使われる心配がなさそうなのも幸いだった。だが、いざ出勤してみれば、猛威を振るう流感に、署は壊滅状態。折悪しく、町には中傷の手紙がばらまかれ、老女ばかりを狙う切り裂き犯が暗躍を開始する。なんたる不運。そのうえ、だらしない風体に、悪夢のような下ねたジョークを連発する男、フロスト警部と組む羽目になろうとは……。さすがの名物警部も、今回ばかりは青息吐息。爆走する英国警察小説、大好評第3弾!
*第1位「週刊文春」2001年傑作ミステリーベスト10/海外部門
*第1位『IN★POCKET』文庫翻訳ミステリーベスト10/評論家部門
*第2位「このミステリーがすごい! 2002年版」海外編ベスト10
*第7位『ミステリが読みたい!2011年版』ゼロ年代ミステリベスト・ランキング海外篇