「ムーンライトノベルズ」で、わずか2か月半で3,000,000PVを達成した『夜の半分』の番外編。

サファドが帰国した後、真由子はマスコミや世間から「サファド皇太子のお妃候補」として扱われる日々を送っていた。そんな日常に苛立ちを感じていた真由子は…。（「ヤクセン・バセット王国皇太子妃候補の憂鬱な一日」）

今から十数年前、10歳のサファド王子は、生まれ育った王宮を「広くて狭い」と感じていた。そんな世界から逃げ出したいと願っていたサファドは、叔父のアッザームや家庭教師のアレックスの協力によって、本当の世界を目の当たりにする。サファドが、ナディムたちと出会った頃の物語。（「素晴らしき世界」）